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#14 人工知能など最新ノウハウ
14回目の投稿。
AI知能の進化や影響と、AIと共生するために必要なノウハウについての講義だった。
AIの進化は凄まじい
AIがここまで進化するとは思っていなかった。
人間の平均IQ130を超えるAI「OpenAI o1」が登場した。
2年足らずで幼稚園レベルから博士・学者レベルの知能をものにするこのスピード感。
せっかく暗号化されたメールアドレスさえも解読してしまう。
言ってしまえば、ハッカーを超えている。
これがAIでできること
AIの進化で、新しいツールが次々生まれている。
例えば、こんなことができる時代になった。
ホームページをプロンプト1つで生成する「Relume」
画像のウォーターマークを無料で削除する「Watermark Remover」
日本人の顔も簡単に生成できるGoogleの「ImageFX」
絵本を作れる「Story.com」やプレゼンスライドを作れる「Felo」
絵コンテ生成ツール「MteamAI」、テキストから動画生成が可能な「Vrew」や「Nolang」
分身が生配信できる「Kalido Face」、AIアバターが作れる「Hey Gen」
なんでもボタンひとつで作れる時代になったわけだ。
こうなると「自分が手を動かす意味ってなんだ?」って考えざるを得ない。
一生懸命頑張って作ったスライドも、AIツールで一瞬で作られるとなんだか凹む。
AIが得意なこと、苦手なこと
AIは、言語やアルゴリズムに基づいて動いている。
だから、理屈やデータ分析、論理的な組み立ては圧倒的に強い。
でも、まだまだ苦手な部分もある。
AIにロゴマークを作らせた。
プロンプト通りの指示にはきっちり応えてくれるんだけど、そこに「絵心」や「感性」は感じられない。
なんだろう、この微妙な物足りなさ。
感性の有無ってやつじゃないか。
AIは大規模言語モデルによって動いている。言語から考えを導き出す。
対して、感性は直感による部分が大きい。直感は言葉として表しずらい。だから、AIには真似が難しい。
あくまでもAIはツールなのだから、最終成果物の出来栄えは、ツールを扱う側、人間の感性に大きく左右されるだろう。
感性を鍛えることが必要
では、どうすれば人間としての「感性」を活かせるんだろう?
自分なりに考えたところ、やはり実体験を積むことだと思う。
五感をフルに使った体験が感性を磨くと考えている。
例えば、こんなことが役に立つかもしれない。
本物を見る、聴く、触れる
創作してみる
行ったことのない場所に行く
自然を身近に置く
言葉や表現を学ぶ
人と話す
ネット上の情報だけでは得られない「微妙なニュアンス」や「なんとなくの感覚」、「人間らしいズレや揺らぎ」。
それがつまり感性で、今のAIにはまだ再現できていない領域なんだと思う。
AIと共存する未来
AIの進化は止められない。むしろこれをどう活用するかが大事なポイントになってくる。
人間は言語での思考や計算ではAIに追いつけない。
けれど、「感性」という武器がまだ残っている。
これからは、AIを使いこなして効率化を図りつつ、最後の仕上げは人間の感性で行う。
そんな役割分担が当たり前になるかもしれない。
プロンプトを打ち込んで、AIに指示を出して、時間短縮に繋げる。
そのためには言語化の能力はあればあるほどいい。
本を読んだり、人と話したり、文章として表現したりと、言語化の能力を高めてAIをうまく活用しつつ、自分自身の感覚を研ぎ澄ます。
そのバランス感覚が、これからの時代を生き抜くカギになる気がする。
さいごに
たぶん、この先AIがどれだけ進化しても、人間同士のコミュニケーションや、体験を通じた感性の成長は変わらず大切なのではないか。
AIにできないことを、人間はしっかりと守りつつ、上手に共存していける未来が来るといいな、と思う。