移住先の学校の決め方。ある程度調べた後は運命を受け入れよう。
移住するあたって悩まずにはいられない子供の学校。
転勤族の娘だった私は転校先の環境による転校生の待遇差がある事を知っていました。息子に合った学校を探すべく下調べを開始しました。
教育委員会に電話で質問
まったく土地勘のないニセコエリア。とりあえず学校のホームページを見ながら倶知安町とニセコ町の教育委員会に電話をしました。
ホームページの作成は各学校の担当者または保護者のボランティアだったり様々です。記入してある事が全てではありませんし、ホームページと学校のITリテラシーが比例している訳でもありません。
教育委員会で確認すること(必須)
●各学年の人数、クラス数
●転校生の人数、頻度
●特殊クラブ、学校独特の活動への参加
●通学事情
です。それらと自分の子供の特性を理解して学校選びを行えばよいと思います。
転校生にとって良い学校とは
各学年の人数やクラス数を聞いて学校の雰囲気をイメージします。
●大人数で転校生が多い学校
→転校生だからと言って特別注目されることなく静かに過ごせる確率が高いです。
長期転校ならこちらが親子共に気が合う友達が見つけやすいです。
●大人数で転校生が少ない学校
→転校生という事で興味を持って迎えられます。
特技や目立つものがある子にはオススメの環境です。
●少人数で転校生の多い学校
→全員にオススメ!先生も子供も転入生を受け入れ慣れています。
●少人数で転校生の少ない学校
→こちらもオススメです。自ら中に溶け込む気持ちが大切です。こだわりが強い親子には向かない可能性もあります。
ニセコエリアの小学校事情
教育委員会に電話してお伺いさせていただいたところ、ニセコエリアの学校はどこも国内外からの転出入が多く転入生を受け入れ慣れしているようでした。そして大規模校もあるものの、ほぼ中、小規模校。
どこに転校してもあとは運次第だと思いました。
特殊クラブや学校独自の活動について
ニセコエリアではクロスカントリークラブや、アルペンスキークラブが開催されている学校がありましたし、私の通っていた小学校では6年生になると全員で和太鼓を習うなど地域や学校によって特殊クラブがあったりします。
特殊活動に自分の子供が絶対合わないならその学校は辞めておいた方が無難です。
もちろん困難を乗り越えるという経験を買いに行くという考えもあります。
特殊クラブや独自の体験をしに移住するという方もいらっしゃると思います。
教員の負担軽減などからその特殊活動は年々少なくなって来ている傾向です。去年は開催していたのに今年はナイ、なんて事もありますので電話で直接確認が必要だと思います。
通学事情も考慮してみる
集団登校をするのか、各自登校するのか、そしてニセコエリアではスクールバスもありました。転校生目線から考察しました。
●集団登校
→転校生にとって友達ができやすい、朝学校に行きやすいです。
気が合わなければ朝から憂鬱になる可能性も。
●各自登校
→自分の好きなペースで学校に行けます。選べるなら、通学路で子供が多く通る所に家を借りる事をオススメします。友達と登下校は子供の醍醐味ですし、帰宅後も通学路沿いなら友達と遊びやすいです。
●スクールバス
外国の学校みたいで楽しそう、スクールバスの中で友達が出来る!と初めはスクールバス通学エリアで家を選ぼうと思いました。
ところがスクールバスだと帰宅後に友達と遊ぶ際に親の助けが必要になります。
対応できるならスクールバスも良い選択ですよね。
ある程度調べたら、あとは運!
学校は生き物です。どんなに調べても各種事情から変動します。
どんな環境でも受け入れて楽しむ!その気持ちが移住成功への全てに通じると思います。良い意味でも悪い意味でもこんなハズじゃなかったという事件が起こる事を想定して移住してみましょう。
大抵の事は何とかなる、それが移住で得られる貴重な体験のうちの一つです。
番外編 子育て支援について
子育て支援については各町のホームページに書かれています。
書かれている事に関しての質問は良いと思いますが、書かれていない事に対して移住前の人が「こういった支援はしてくれないのか?」と要望するのは個人的には違うと思っています。
具体的な要望があるならその要望を受け入れる準備のある自治体を選ぶべきです。もちろん、移住して住民になった後に要望することは住民の権利でが、自分のためにも、移住先に取って迷惑移住者にならないためにも、現在提供されていないサービスを求めて移住しない方が良いと個人的に思っています。
子育て支援は各自治体ごとにすごく違うので、きちんと調べて移住することをお勧めします。
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