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自分のエムは自分で守るしかない!!(親族相盗例)

もしもといつか

旦那とまだ付き合い始めの頃、彼が全くエムを貯めていないことを知った。
むしろ、なぜ貯めるのか?と疑問に思われた。

なにか目的があり、その為に貯めるならまだしも、『将来の為に…もしもの時のために…』と特に明確な理由なくエムを貯める意味が分からないとまで言われた。


はぁぁぁぁ?
病気、急な事故、今は働くことができているが、それが突然できなくなってしまう日が訪れるかもしれない!
そのもしもの時に備えるのでしょう!!

子どもの学費や自分の老後だってある。



「そこまで言うなら…」

力説の力説を重ね続け、私は彼に少しずつでもエムを貯めさせることに成功!!
(これで再婚も少しは視野に入れられると思った)


が、

それは突然に

転職を機に引っ越す事が決まった彼。
仕事も決まり、アパートも決まり、さぁ残りこ手続きを済まそうと動いていた矢先、それは起こった。

妹さん入院、手術。

命に別状はないということだったが、すぐに手術は必要のようで、まさかとは思っていたが、

あの人はその月の自分の給与とボーナス、全てを妹さんに仕送りした

彼は一人暮らしの中、実家の生活をも支えている

当時それを聞き、「自分の生活はどうなるのよ?」と喧嘩腰に怒鳴ったが、

「自分の大切な家族の危機なのに無視しろいうのか!」

と、言い返されたのをよく覚えている。


消えたエム

今こそ貯めてきたエムを使う時が来たのだ。

良かった!
これで立て直すことができる。

説得後、コツコツ毎月貯めてきたエム。少しくらい気分を上げるために、自分のために使おうかと話していた彼。


下ろしに行った日に電話がかかってきた。

様子がおかしい。




エムが、

口座からゴッソリと消えていた。
と…


親族相盗例

お義母さんだったそうで…
問い詰めた後に本人から聞いたそうで…

激しい怒りと悲しみが彼を襲い、私はお義母さんへの不信感と恐怖心を持った。

後から分かったことだが、一定の親族関係にある者の間で起きた窃盗は、その刑が免除されるそう。罪にはできない。

刑事事件と民事事件はまた別の話なので、民事訴訟を起こすことは可能。

しかしこの時にはとても何かをする精神状態ではなく、母親との連絡を断つことぐらいしかできなかった。

仕送りだけでは足りなかったのか?


親子でこんな非情なことは起こることなのか。
起きてしまったのだ。
自分の、通帳、印鑑、カード、大事な物は今どこに保管してあるかお分かりだろうか??

自分の物は自分で守るしかない!!


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