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オフィーリアを知らない人へ。
ちょっと前、某動画配信アプリで、ドレスを着たままお風呂に浸かり配信してた女の子に、「オフィーリアみたい」とコメしたら、「オフィーリアって、なに?」と。
画がミレイの描いたオフィーリアね。
ミレイの『オフィーリア』は、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』をモチーフにしています。ハムレットは1599年から1601年にシェイクスピアが手掛けた作品で、英国文学における最高峰の作品の1つです。
作品名の『オフィーリア』は、戯曲の登場人物であるオフィーリアに由来します。オフィーリアは主人公の王子ハムレットと隠れて恋人関係にありましたが、徐々に周囲から王子との身分違いの恋を反対されるようになりました。
しかしオフィーリアの父ポローニアスは、ハムレットの行動や言動を見ているうちに、オフィーリアへの恋心にハムレットが狂いかけていると考えるようになります。
一方前王の死をめぐる疑惑を抱えていたハムレットは疑心暗鬼に陥っており、母で王妃であるガートルードと密会している最中にポローニアス(オフィーリアの父)を殺していまいます。事実を知ったオフィーリアは悲しみで正気を失ってしまいました。
気がふれたオフィーリアは足場の悪い場所で花を摘んでいる際に川に転落します。オフィーリアの重いドレスはどんどん水を含みますが、オフィーリアは意に介さない様子で花輪を握りしめ、歌を口ずさみながら川底に沈んでいきました。オフィーリアの死は「自殺」と判断されます。
ミレイが描いたのは、オフィーリアの「自殺」シーン、今まさに川底に体を鎮めようとしている彼女の姿です。オフィーリアの死のシーンは芸術界でもしばしばテーマに取り上げられるほど、人気があります。
https://irohani.art/study/15984/より。
それほど、キレイだよ、と言いたかった、ということにしておこう😂