NYで解けた誤解
NYに行ってから,人生観変わった。という人多くないですか?僕もその1人です。僕自身はそんなに変わったないけど,見方が変わった,というか。
そんな事の1つが,お金と時間の使い方。
NYのハイパーリッチな人には,同じ街に住んでいるのに,全く接点がないというか,見かけすらしない人が沢山いる。
通勤はヘリコプターでイーストサイドのヘリポートとかに着陸して,そこから運転士付きの車でビルに行き,そこから専用エレベーターでCEOの階と自分の部屋に行き,おそらく帰りもその逆みたいな。
そりゃ,自分みたいな平民とは接点あるわけないな,と思うと同時に,庶民を馬鹿にしたいけすかない人かなー,とも思っていた。
しかし,偶々そういう人と接する事があると,違うと気付いた。
違うんだと,単に時間を有効に使いたいだけだと。時間に対して極めて真剣で,その有効活用を極限まで追い求めているだけだと。
自分にしかできない事に集中するため,通勤時間は無くし,掃除・洗濯始めの家事をアウトソースし,最後は子育てもボーディングスクールでプロに任せる、と。
だから,別に平民や僕を嫌ったり,避けている訳でもない事,ま少なくとも,一部の人はそうだと感じた。(この人は本当に素敵で,帰り際にはガードマンにさえ気遣う優しさと余裕を見せて,周りをノックアウト)
NYでも億万長者になる人は二十代のうちでないとなれない,という信奉もあるので,尚更時間がないんだ。
「何だ,何でもお金で解決するのか。」
ハイそうなんです。それが悪という考え方があるのも知っている。特に日本に帰ってきてからは。
でも,例えば,もはや共働でないと家計が回らない,育児が出来ない,家事が回らない,という時代の変化がある中で,もうちょっと,楽して良いんじゃないですかねー。
女性の社会進出云々する前に,育児とか家事とかアウトソーシングするのが当たり前の社会的な雰囲気が必要じゃないかなー?愛妻弁当とか,キャラ弁もいいけど,日本人って,楽するのが苦手だよね。
NYでは友達から,週末,自分磨きの為に何したの?と聞かれた時,「買い出しとか掃除とか…」と答えて呆れられたのを思い出す。why?...みたいな。そんなの頼めばいいじゃん的な。
僕は,手放しではないけど,全体として実は時代はドンドン良くなっている,と思ってます。Factfulnessを読む前から。ネットで教育すら受けられなかった子供もカーンアカデミーとかで勉強出来る時代になってるし。
だから,コロナの今の時代だからこそ,お金で楽できる部分は社会的にそうして良い時代になってほしいなー,と真剣に思う。「今ですよ,今!」毎日,家族の夕ご飯,ウーバーでいいじゃん。
あー,僕が20歳で,今の事知っていたら,NY上陸して,いけすかない億万長者目指したかったなー!