悪いのは心じゃなくて身体だと思ってた
私が最初に休職したのは2023年5月の後半でした。
当時私は仕事の担当替えに加え、初めての新人教育もあり、かなり精神を切り詰めて働いていました。
だんだんと朝起きられなくなり、ある日通勤電車の中で号泣してしまい、
「こりゃだめだ」と休職を願い出ることになりました。
初めて行った精神科で言われたのが、「起立性低血圧」でした。
朝起き上がれないことが困っていることだと話したからだと思います。
それから私は毎日血圧を測り、どうしたら朝起き上がれるようになるか、血圧が上がるのか運動や食事で試行錯誤していました。
とにかく早く職場に戻りたかった。精神科に行くのも、平日に家の近くを歩くのも誰かに見られているのではと、恥ずかしくて仕方なかったです。
予定していた旅行も休職中の身でそんなのいけない、とキャンセルしました。
そんな気持ちの中でも平日は電車に乗って遠くに、休日は母が連れ出してくれたおかげで、私は1か月間でだいぶ元気になっていました。元気になっていたつもりでした。
職場に早く戻って社会の一員として過ごしたい気持ちと、また元の目まぐるしい日々に戻されるのが怖い気持ちが混じる中、復職直前の私の身体に異変が起こりました。
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