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入院と認知機能
皆さん、こんばんは。
今回は大変申し訳ありません、少し看護師さん向けの内容になります。
こんな話を聞いたことはあるでしょうか。
「認知症は入院するとすすむ」
これに関していえば、YesともNoとも言えません。
それは何故だと思いますか。
そもそも認知症がすすむと考えられる原因は何でしょうか。
1)せん妄
せん妄により、認知機能と意識レベル低下に伴い一時的であるが普段の本人とは思えない言動がみられる。それを目撃した家族が認知症だと勘違いしてしまう。
2)認知症があり、在宅と違う環境に馴染めない
認知症を持つ方は普段の生活を行っている馴染みの環境でない場合に、上手く馴染めないことが多いです。平たく言うと自宅では100%の残存能力を使えるとすると入院などの新しい環境だと80%程度しか使えない。その誤差が大きければ大きいほど家族や医療スタッフは「あれ?」と考えてしまいます。
3)「認知症」が独り歩きして、正確な判断が行えていない
認知症の言葉だけが一人歩きしてしまい、過剰な安全対策や少しのミスが認知症の言葉に引っ張られてしまう。認知症がミスの理由になってしまうことがある。
などなどの理由がみられるかと思います。
アルツハイマー型認知症に関しては急激な悪化は基本的にみられません。
認知機能の低下の原因には認知症だけでなくBPSDの影響もみられるため、一見すると認知症が進行していると思われがちですので注意が必要です。
では認知機能が低下している方に対してのアプローチはどうしていくのか。
実は看護師の方々が普段からしている情報収集→アセスメント→行動→評価のサイクルを回すだけです。
何も特別なことはいらないわけです。
ただ、そこに少しだけ「偏見」が入るとアセスメントが一気に間違えていきます。
しかし・・・看護師、それもベテランであればベテランであるほど「認知症」には苦しめられてきたのではないでしょうか。
そもそも「認知症」の情報が少なく、どうしたら改善できるのかわからなかった。さらには基礎知識が変化している。などの理由から間違った対応方法をしてしまっていることもあります。
だからこそ、ここで一度リセットしてみませんか?
認知症を知り、そして認知症にうまく対応していくことで業務量は格段に減っていきます。
近々、認知症関連の有料ノートを作ります。
一般の方向け、看護師向けの2種類を作成予定です。是非手に取っていただければと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また、よければ一般の方向けに認知症の発見に役立つ特徴をまとめています。
ご興味あれば見ていただければと思います。