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医療職者は非常識?

みなさんこんばんは。

医療職は非常識だと思いますか?

私は改めて少し前ですが、常識から外れているのだと思ってしまいました。
今回は私自身への戒め、そして皆さんへのお願いも最後に少し含ませた内容になっています。

あれは訪問先で排泄の援助をさせていただいていた時です。
便秘で、浣腸を行ってもなかなか排便(お通じを出すこと)ができず、本人も頑張っているのですがうまく結果につながらない状況でした。
そういった際に説明と了承が得られればですが、肛門から手袋をつけた指を入れて掻き出す「摘便」という手技を行う時があります。

これは痛みが伴いやすいこと、本人の恥ずかしさや身体状況の変動、腸管の損傷、その他さまざまなことに注意しながら行います。

摘便が終わったときにご本人は疲れ切っていた様子でしたが、ご家族より「こんなことまでするんですね。すごいです。私にはできないですね」といった言葉が聞かれました。
私自身、この仕事について15年を過ぎてしまいましたが、もともとあまり排泄介助に抵抗がなかったこともあり対して苦に思わずここまで来ました。
仕事現場では排泄援助は行えて当たり前です。
そして排泄物の援助にかかわることは日常茶飯事です。

お食事中の方、申し訳ありません。
排泄の援助をした後でも食事は気にせず食べられるようにもなります。

あまりにも気にしなさ過ぎて、少し前に言われたときに「あ、そうか一般の方とずれているな」と気づけました。

しかし、このズレ、決して悪いだけではありません。
もちろん、排泄に限らず各種援助を行う際や、手術の介助、検査の介助など見た目に慣れていないと「うっ・・・」と二の足を踏んでしまうような場面を乗り越えてきました。
そのため、気づけば意識のある程度の出血や、手術で取り扱う人体についても頭の先から足まで一通り触ってきたつもりです。

ただ、ズレているという認識を忘れてしまうことはよくないことだと思います。このズレは必ず患者さん本人やご家族に誤解などにつながるからです。そうならずに気づけたのは良かったのですが、危うい認識になっていました。

そして、もし看護師や医師などに「ちょっとこの人の感覚ずれてる」と思った際は「私はこのことに関しては〇〇と考えていますが、これは少し違うのでしょうか」などの声かけをしてもらえると助かります。
言われないと気づけないことがほとんどかと思います。

もう少し短くするつもりでしたが、看護師などの医療職者は「一般常識」だけでなく「医療の常識」も持ち、ダブルスタンダードを地でいく方が多いです。
その医療者を助けると思って、注意を促してもらえたらと思います。


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