【エルデンリング】蕾の聖女ロミナを考察したい!①
はじめまして、保管庫と申します。初投稿です。
蕾の聖女ロミナ。
フロムの十八番「人外系美女」、クラーグやナジカの系譜ですね!
腐敗×蟲×聖女という素晴らしいコンセプト、もっと彼女を知りたいのにゲーム内はおろかネットにも全く情報がない。。。
じゃあ自分で考察しようという流れで今に至ります。
前置きはほどほどにして早速考察に入っていきます。
!注意!
彼女に関してほぼゲーム内で語られることはありません。この考察は合っている可能性が低く、妄想の域を出ません。なので冗談半分に聞いていただけると幸いです。
① 「蕾」とは何か?
まずロミナの異名に、彼女と出会う場所の名にある「蕾」とは一体何なのか、ということについて妄想していきます。
そうなんです、いきなり妄想になっちゃいます…。
そしてロミナを語る上での根幹となります。妄想が考察の根幹であるのは信憑性無しも同じですが、情報があまりにも少ないのでご容赦ください…。
〇「蕾の教会」について
「蕾の教会」ですが、メスメルの侵攻以前のものであり、建築様式から見るに角人由来であることが分かります。例えばベルラートなどに見られる螺旋の装飾が施されていますし、なにより螺旋状のミナレットが同様に存在することからも明白です。
このことから「蕾の教会」は角人の宗教施設として考えられます。
そして教会周辺でとれる素材アイテム「朱い蕾」にはこう書いてあります。
つまり、、
💮 「蕾の教会」は角人が建設した小さな教会
〇「蕾」とは
それでは「蕾」とは何でしょうか?
前述のテキストによれば「蕾」は”小さな教会の象徴”です。
教会の象徴というのは、現実世界のキリスト教でいえば「十字架」にあたるものですよね。教会がいくら小さくても、「蕾の教会」の角人信者からすれば「蕾」は神聖視されるべきものと考えることができます。
では、なぜ「蕾」はラウムの角人によって神聖視されたのでしょうか?
残念ながら「蕾の教会」は焼けたので教会から読み解くのは不可能です。
ということでまたも妄想となります(笑)
角人たちは建築様式や螺旋樹の聖印、祈祷からも読み取れるように螺旋を重要視・神聖視していることが分かります。
そして花咲くまでの「蕾」、、
なんか螺旋の形しているとは思いませんか!!?
はい、そうです。これだけです。
雷黄金樹理論がまかり通っているのでこれも見逃してください。
「蕾」信仰は、螺旋への裏切りではない
この蕾も、螺旋状なのだから
こんな感じの角人がいても良いんじゃないでしょうか!!
他の根拠としては「蕾の教会」の螺旋状のミナレットです。祈祷「スピラ」のテキストを見てみましょう。
こうある通り螺旋とは神となるための柱なのです。そしてミナレットを見ていただきたいのですが、螺旋の先に蕾があることが分かると思います。螺旋の柱の上に蕾を置くというのは、先の尖った螺旋の形を持つ「蕾」に角人たちは螺旋の終着点、つまりは神を見たということではないでしょうか?
ちなみにベルラートなどの柱の上にはこのような「蕾」は施されておらず、ラウムのみでしか見られません。
💮 「蕾」は角人の信仰対象であり、角人は「蕾」に螺旋の至る先である神
を見た(ラウムの一部地域のみ)
② 「蕾の聖女、ロミナ」は何者なのか?
「蕾」について理解できたでしょうか?
ようやくお待ちかねのロミナの考察に入っていきます。
〇 ロミナ=角人説
ところで、彼女の初登場に関してはご存じでしょうか?
ロミナファンの皆様ならもちろん分かっていると思いますが、
DLCストーリートレーラーですね。
動画内にて焼け落ちる教会の中に何か棒状の物を握る女性がいます。追憶 テキストやロミナの得物と似たものを持っていることから、彼女こそが神性を見出す前のロミナだと考えられます。BGMも一致することから確実です。
動画内の彼女はローブを被っており、外見でどのような人なのか判断することはできません。ですので追憶テキストから読み取っていきます。
教会も蕾もメスメルの火によって焼かれ、教会が焼け落ちる中、彼女はただ茫然と蕾を抱いていました。そして焼け落ちた後に、蕾がまた芽吹くよう願い縋りました。
このテキストから分かるように、ロミナは「蕾」を信仰対象のように特別視していました。つまり彼女は「蕾」を信仰する角人だったのです。
戦技のテキストにて、メスメル侵攻前のロミナについて僅かに書かれているので紹介したいと思います。
このことからロミナはメスメルの侵攻前、教会で聖なる祓いを行っていた人物、恐らく「蕾の教会」の聖職者の地位にありました。ロミナは異形の神性を見出す以前から「蕾の聖女」だったのではないでしょうか。
💮 ロミナはラウムの角人であり、以前から「蕾の教会」の聖女であった
〇 ロミナ=巫女説??
!注意!
私としましては巫女説のほうが気に入っていますが、角人説の方が矛盾がありません。この巫女説はこういうのもあるのか、程度でお読みください。
根拠① メスメル兵に見逃されている
これはストーリートレーラー映像をきっかけに考えたものです。もしロミナが角人であれば、メスメル侵攻時に見逃されているのが腑に落ちません。
当時ロミナは「蕾の教会」において「聖なる祓い」を行う重要人物であったと考えられることから、メスメル達から狙われる存在のはずです。しかし彼女は隠れることすらせずに、教会が焼け落ちる中で茫然と跪いていたのです。あまりにもメスメル達から相手にされなさすぎではありませんか?
「神鳥の戦士」や「神獣獅子舞」が生き残っているようにロミナを逃してしまったというのであれば仕方ないですが…。
この意見を考慮しないならメスメル勢力はあえてロミナに攻撃しなかったということになります。なぜ攻撃しなかったのか、それはロミナがマリカと同じ「巫女」であったからです。
💮 ロミナはマリカと同じ「巫女」であったためメスメル勢力に攻撃されな
かった
根拠② 角人の「巫女」信仰
まず角人にとっての「巫女」について見ていきたいと思います。
既プレイの皆様もご存じの通り、「巫女」は壺人の核として罪人の肉片と一緒に壺に入れられます。それは罪人である角人を「善き人」に変えるためです。2つのテキストからも分かると思います。
つまり「巫女」は罪人を「善く」するための、悪を善へと反転させる装置であるということです。
さらに角人の建築物からも読み取っていきます。
ベルラートやラウム、エニル・イリムではこのような石像が多く見受けられます。
これらの奉られている石像は角人の建築群にて多く見られるモチーフです。角人の建物であるのにモチーフは角人ではなく、むしろ角を持たないマリカなどの「巫女」のような人たちではないでしょうか(両脇のおじ様2人はまだよく分かりません)。
この女性像がもし本当に「巫女」像であるとすれば、角人たちは「巫女」を神聖視していたことが分かります。そして善を生み出す一環として「巫女」を壺に入れたのです。
これらを踏まえたうえで話をロミナに戻します。
妄想に妄想を重ねつつですが、神聖視されている「巫女」が善を生み出す所業として壺のみならず、教会において聖女の役割を果たすのはごく自然なのではないでしょうか?特にロミナはストーリートレーラーで石像と同じようにローブを被り、角も生えているかもわかりません。そして変態後も角が見えず、マリカと同じような「巫女」であった可能性があります。
さらにロミナが教会で行っていたのは「聖なる祓い」です。角人たちは「神降ろし」をする際に悪神を降ろしてしまうこともあったかもしれません。その際にロミナが「巫女」の持つ聖・善なる力で憑りついた悪神を祓ったのではないでしょうか。
ではなぜ「巫女」であるロミナが「蕾」に執着したのかということになりますが、これは「文化」だから、と言うしかありません。
ロミナは恐らく最初から巫女、そして「蕾の聖女」として教会に使わされました。そこでは「蕾」を崇めることは当然であり、その役割を全うすることが良しとされていました。ロミナは「蕾の聖女」たるを世界に求められ、それを疑わず全うしたのです。
当時異端であったのは間違いなくロミナではなくマリカです。「巫女」 とは角人のために壺に入れられべきで、角人を癒さねばならない存在です。今から昔人身供犠があった時代では、それは当然のこととして誰も疑問に持ちませんでした。疑うことのない既成の枠組みこそが「文化」なのです。
だからこそ既成の枠組みを壊したいと思った異端の巫女マリカが大いなる意思に見初められたのでしょう。
💮 「巫女」は角人から神聖視され、ロミナは「蕾の教会」で角人のために
巫女由来の力を用い「聖なる祓い」を行っていた
根拠⓷ 「腐敗の眷属」の巫女像への奉拝
ここから、下の石像は先ほど記述した巫女像として考えていただきます。
まずこの画像を見てください・
実際に行けば分かりますが、「腐敗の眷属」が巫女像に向かって拝んでいます。そしてラウムの「腐敗の眷属」は他地域の彼らとは少々異なり、それはラウムの眷属しか使わない祈祷のテキストからも分かります。
彼らは母である「腐敗の神」に見捨てられた末、「蕾の聖女、ロミナ」に母を見出しました。角人が彫った巫女像に自らが見出した母ロミナを重ね、ラウムの「腐敗の眷属」は巫女像に拝んでいるのではないでしょうか。
つまり、ロミナが元々「巫女」であったために「腐敗の眷属」は彼女と巫女像を同一視したのです。
簡単に式で表すと、、、
・「腐敗の眷属」の見出した母(A)=ロミナ(B)、
・「腐敗の眷属」が崇める像(C)=「巫女」(D)
・「腐敗の眷属」の見出した母(A)=「腐敗の眷属」が崇める像(C)
→ ロミナ(B)=「巫女」(D)となります。
(あくまで眷属の崇める像とロミナが同一であるという仮説のものと
なっております)
💮 「腐敗の眷属」はロミナに母を見出し、巫女像に祈る
それはロミナが「巫女」だったからである
以上を根拠にロミナ=巫女説を唱えましたが、やはり辻褄が合わない部分もあり、何より次の項目にて角人のほうが理解しやすくなります。しかしこの説も捨てがたいものなので、角人や腐敗に関してより掘り下げた考察をしていきたいですね。
⓷ どのようにしてロミナは異形の神性 (腐敗の女神)を見出したのか?
まず彼女が見出した異形の神性は追憶のテキストなどからも読み取れる通り、「腐敗の女神」であることに間違いありません。
それでは、どのようにして彼女は焼け落ちた教会の中で「腐敗の女神」を見出したのでしょうか。
鍵となるのは角人の「神降ろし」と「蕾」です。
〇 「神降ろし」
まずは「神降ろし」について見ていきます。
ロミナは角人であるとしましたが、角人はゲーム内の攻撃行動でも見られる通り、「神降ろし」ができるとされています。さらにその神降ろしは神獣、神鳥など複数の神を対象とします。
このことからロミナは「神降ろし」という角人の能力を用いて「腐敗の神」を降ろしたと考えられます。
なぜ神獣や神鳥ではなく、ロミナは「腐敗の神」を降ろしたのでしょうか?
〇 「蕾」
その答えはロミナが「蕾」を信仰とする角人であった、ということです。「腐敗の神」といえばやはり「エオニアの花」が印象的でしょうか。
皆様も嫌というほどマレニアの「朱いエオニア」を見たと思います。
花が咲き腐敗の爆発が起こる前、その蕾は螺旋の形をしていませんか?
教会が焼け落ちた後、彼女は抱いていた「蕾」とエオニアの花が咲く前の蕾に同一性を感じ、「腐敗の神」を見出したのだと思います。
しかし、ラウムでは「ケイリッド」や「腐れ湖」と比べても圧倒的に腐敗による浸食が小さいです。
これは腐敗の力を手に入れたのが「ロミナであったから」だと思います。彼女にとって大切なのは「蕾」をまた芽吹かせることであり、花として咲かせることではありません。
テキストにもある通り、腐敗しても「蕾」が咲くことはなく、故に腐敗が大きく広がることはありません。彼女は角人として「蕾」に拘り、褪せ人に追い詰められてもなおエオニアの花を咲かせなかったのです。
(ケイリッドでは赤獅子が腐敗を抑えていて甚大な腐食。対してラウムは
対策せず、なおかつロミナが長期間居座っているのに僅かな腐敗。)
期待通りの干渉が出来なかった「腐敗の神」は、今度はマレニアを通してより強く行うこととなります(時系列は不明です、勝手にマレニアの方が若いとしています)。
💮 ロミナは自身の抱く「蕾」と咲く前のエオニアの花の同一性から
「腐敗の女神」を見出した
そして角人の「神降ろし」を用い、「腐敗の神」を降ろした
しかし「蕾」に拘り、花を咲かせることはなかった
以上、「蕾の聖女、ロミナ」に関する考察でした。
当初はロミナの身体構造や腐敗坩堝の一部説なども考察したかったのですが、予想以上に多くなってしまったため断念しました…。
時間があればまた投稿したいと思います。
長文かつ読みにくくなってしまい申し訳ありません。間違い、ご指摘がありましたら是非コメントしてください。またアドバイスがあれば教えていただきたいです!
皆様とロミナについて考察を深めていけたらなと思います!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!!
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