英語のリズムの本質 (2)
昨日の問↓
https://note.com/real_hare9943/n/nd310ebc56fee
に対する答、考えてみましたか?
(<まずは自分で考えてみる>というのが何よりも大事なことですよね。)
さて、今日は解答例を示します。
まずは、以下の動画を3つご覧ください。
(少々専門的な内容で、かつ英語で説明しているため、概要をつかんでいただくだけで結構です。)
もうお分かりですね。
そもそも、英語の<アクセント(=ストレス・アクセント)>の実態は、
<音質 and/or 音長 and/or 高低変化 and/or 強弱>
なのであって、中でも「強弱」は<最も重要度の低い因子>なのです。
昨日紹介した説の誤謬がここで判明するわけです。つまり:
「メトロノーム」も「タンバリン」も「机の上を素手でたたく」も「鉛筆やボールペン、棒などでたたく」も「ハイヒールでコツコツやる」も「スリッパでペタペタやる」も「手を打ってリズムをとる」も、
いずれの方式も、せいぜいこの<重要度の最も低い強弱という因子に多少貢献>はできても、はるかに重要な因子たる
「音質」にも「音長」にも「高低変化」にも<全く貢献し得ない!>のです。
その証拠に、「メトロノーム」「タンバリン」「机の上を素手でたたく」等々で「音質」「音長」「高低変化」が<調整>できますか?
もしも仮に<できる!>と言い張る人がいたら、是非とも実演を見てみたいものです。
(まさか「メトロノーム」の<一定のリズム>に対して、<個々の母音の音長を考慮して微妙に速さを変化させるならば…>などと言い出す人は、よもやいないと思いますが…。)
早い話、上記の手段(「メトロノーム」, etc.)なんぞに頼るのではなくて、すべからく<人間の口>に頼ればいいのです。<人間の口>なら、
「音質」も「音長」も「高低変化」も「強弱」も<自由自在に調整可能>なのですから!
因みに、日英のリズム上の相違を一言で述べるなら:
英:stress-timed rhythm
日:mora-timed rhythm
です。
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