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日本語(関東方言)の「母音の無声音化」(1)

英語を学ぶ日本人は、母語たる日本語にも精通すべし

という信念の下、今日から6回に分けて

 日本語(関東方言)の「母音の無声音化」

というトピックを採り上げて考えてみたいと思います。


日本語(関東方言)の「母音の無声音化」(1)

例:「きく」、「くつ」等の母音 [i]、[ɯ] が無声音化する現象

この「母音の無声音化」は(厳密な定式化はともかく、概略を述べると):

「無声(声帯が振動しない)」子音に挟まれたとき、[i]、[ɯ] が「無声音」化する

という、「同化」と呼ばれる現象ですね。

つまり、有声音で実現する(声帯が振動する)のが通常の筈の母音が、前後の音の特徴――この場合、無声音性――に言わば「右倣え/左倣え」してしまう現象です。

さて、ここで問題。(今日から何題か出題しますよ!)


第1問:

この「[i]、[ɯ] の無声音化」という現象は、実は英語の発音の学習にも役立つのです!どのような意味で役立ちますか?

どうぞ、どなたでも奮ってお答えください!


回答例は明日。

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