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日本語(関東方言)の「母音の無声音化」(2)

おはこんばんちわ。笑

日本語(関東方言)の「母音の無声音化」(2)

まずは、前回の問
https://note.com/real_hare9943/n/na8e38cefd0b7

の回答例です:

例えば、Chicago の [ɪ] や difficult の二番目の [ɪ] や situation の [ɪ] や city boy の city の [s] と [t] に挟まれた [ɪ] 等を、日本語(関東方言)話者はついつい無声音化して発音してしまいがちです。しかし、英語母語話者は基本的に無声音化しません。(sloppy な話者やすごく速い発話の場合を除き)

そこで、(他の音の発音云々ももちろん大事だけれども)この点を特に意識して練習することが肝心で、その点に留意するだけでも native-like にぐっと近づきます
(因みに、少なくともこの点に関しては「母音の無声音化」のない関西方言話者の方が有利、と言えますね。)

https://templatematching.jp/Chicago!.mp4

さてそこで、今日は
第2問

この「母音の無声音化」は、さらに言うなら、実は、

発話の最後の「...で。」の「」の「母音」[ɯ] も通常無声音化する

という点をも顧慮するならば、これまで「無声子音に挟まれた」と定式化してきた<環境指定>では説明できないことになります。

そこで、「…で。」の「母音」[ɯ] の無声音化のケースをも救済する形で説明を試みるとした場合、どのような形で再定式化しますか?

ただしその際、条件として「それは例外だから仕方がない」といった「例外処理」という形ではない説明を試みてください!

今回も、どうぞどなたでも奮ってお答えください!
回答例は明日。

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