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新人システムエンジニアがDX講師になれるって?

1.はじめに


「自分って何ができるんだろう・・・」


そんな思いを抱えたことはありませんか?


情報処理と呼ばれる分野を
これっぽっちも学んでこなかった私は、
新人システムエンジニア(SE)の頃に


毎日
のように思ってました。



漠然とした不安と新しい分野への少しの期待が入り混じり、
そして、毎日自分のできなさに
打ちのめされていました。

そんな時、
DX(デジタルトランスフォーメーション)に
出会って、その考え方を取り入れることで、
新しい視点で目の前のタスクに向き合えました。


この記事では、若手システムエンジニアが
DXの考え方を身に着けて、
教える側に立つまでの経緯をお届けします。


2.業務とシステムを一気に詰め込まれる新人SE


新人システムエンジニアとして入社したばかりの頃。

学生時代にプログラムを一つも学んでいなかったため、
プログラムの基礎知識もままならない状態で、
会社の新人研修が開始しました。



業務知識などを、一気に詰め込まれる日々!


あるある、ですよね(笑)


知らないことだらけで、
常に頭がパンクしている状態で
必死に食らいついていました。



皆さんもそこから抜け出すきっかけが
おありになったんじゃないかと思います。


私にとってそれが、DXを学ぶ研修でした。

3.仕事のできなさに嘆く新人に、DX研修を誘ってきた先輩

もちろん、新人ですから、
仕事ができないのは当たり前。


それでも学生時代はそれなりに好成績の優等生。

そんな優等生さんは
仕事のできなさに心が折れかけていました。


そんな中、先輩が
DX研修に参加してみない?」
と誘ってきました。


最初は「DXって何?」と疑問に思いながらも、
優秀な先輩の誘いですし、と
参加を決めました。


この研修が、後々大きな転機となるとは、
この時は思いもよりませんでした。

4.ITをしてても、DXを知らないシステムエンジニアは多い

実際に研修に参加してみると、
DXについての基礎から応用まで
幅広く学ぶことができました。

驚いたのは、
IT業界にいてもDXをよく知らない
システムエンジニアが多いということ!


参加している他の先輩方や上司たちも、
今回、DXに関して初めて学ばれる方が多かったようで一緒に調べ、議論する中で、
どんどん学びを深めていきました。

5.若くて知らないことが多いからこそ、新しいことを吸収するのに抵抗がない

その研修では違う部や課の先輩方で、
新しいことを貪欲に学ぶ人たちが集まっていました。

ただ、よくよくお話を聞くと、
今まで働いてきた経験があるためDXの考え方を取り入れるのに
結構苦労しているように見受けられました。


新人であることは、知らないことが多い分、
新しいことを学んですぐに使うことに抵抗がありません。


というか、
経験がないので
すべてが新しいことです!


何が既存に縛られているか、などわからぬまま
DXのマインドを学ぶことで
新しい視点を手に入れました。

6.実は業務とシステムを知っているシステムエンジニアがDXを学ぶのは理にかなっている

新人が既存業務に染まる前なら
DXマインドを習得しやすい、という点があります。

ただ、ITの知識を持っているシステムエンジニアは、
よりDXが向いていると感じました。

それはシステムエンジニアが、
業務プロセスとシステム
両方を理解しているからです。

業務の仕組みを熟知しており、
かつツールであるIT知識に触れやすいからこそ、
デジタル技術を活用した新しいアイデアを提案しやすいのです。

7.主軸となる業務と、DX研修を並行して続ける利点

日々の業務に追われる中でも、
研修は続きました。

並行するのは忙しさが増すものの、
うまく進められるために試行錯誤している本業の業務とは別に
活躍できる場があると心が落ち着きました。


日頃使わない頭も使えていたので
ある意味リフレッシュになっていたと思います。

そして、その活動を楽しんで継続することで
考え方を身につけて
晴れて研修を卒業。

卒業と同時に、講師側へのお誘いをいただきました。

おわりに

仕事ができない・・・と
落ち込んでいた自分に
自信を与えてくれたDXの考え方。

新人システムエンジニアにこそ、ぜひ学んでいただきたいです。

きっと新しい発見があり、毎日が少し変わって見えるはずです。

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