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迷惑をかけたくないから全て背負いこむ、が起こす、もっと大きな迷惑をかける件
仕事を任されたから、と
あれもこれも一人で背負い込む人、
いませんか?
「他人に迷惑をかけたくない」
「自分がやったほうが早いから」という理由で、
周囲に頼らず黙々と仕事を片付けてしまうタイプです。
何を隠そう私もこのタイプでした。
自分でやった方が早いから…とはなってませんでしたが、
他の人にお願いするくらいなら
残業して片付ければいいや、と。
この行動が実は職場全体に「もっと大きな迷惑」をかけてしまうことがあることに
やっと最近気づきました。
全て背負い込む心理
「迷惑をかけたくないから」と仕事を一人で片付けてしまうのは、
ある意味日本人っぽいなぁと思います。
責任感が強い人ほど、「自分がやらなければ」という思いが膨らみがちだからです。
結果として、自ら仕事を抱え込み、キャパシティを超えることも。
逆に、もっと仕事ができる人なら
周りにしてもらうより自分でやったほうが
安心、早い、効率的と
感じることもあるでしょう。
その結果、仕事を全部自分で背負い込んでしまうのです。
育成の機会を奪う行為
仕事を背負い込むことで、
実は職場全体にじわじわとよくない影響を与えてしまいます。
その最たるものが、周囲の育成機会を奪うことです。
周囲の成長にブレーキ
仕事を振られなければ、他のメンバーは新しいスキルを学ぶ機会を失います。結果として「その人がいないと何も進まない」状況が生まれます。頼られる側の負担増加
一人で抱え込んで仕事を片付ける人は、長期的には疲弊してしまいます。その結果、突然の離職や休職につながり、チーム全体が混乱することも。
もっと大きな迷惑とは?
短期的には「自分一人で何とかできる」かもしれませんが、
長期的には以下のような弊害が出てきます。
業務停滞の可能性
担当者が急にいなくなると、誰もその仕事を引き継げず、業務がストップします。チーム全体の成長速度の鈍化
組織全体でのスキル向上が進まず、結果として「頼れる人が限られる」状態が続きます。全体の生産性の減少
仕事を背負い込む人にしか任せられない仕事が増え、その人以外に仕事を振っても同じようにできないため、生産性が落ちる可能性も。
解説策は何があるか?
「全て背負い込む」状況を防ぐためには、
まず、チーム全体で仕事を共有する文化を育めることができれば、
何をしているか、仕事が偏りすぎているかは
見えるようになります。
その上でいくつかの行動ができれば、よくなるでしょうか。
適切な仕事の振り分け
自分が担当するべき仕事と、他の人に任せるべき仕事を冷静に見極めます。失敗を許容する姿勢
他の人に仕事を任せた場合、失敗することもありますが、それを許容し、学びの機会できる余白が必要です。育成の視点を持つ
短期的な効率よりも、長期的なスキル向上を意識して仕事を割り振り。
自分一人で頑張らない
「迷惑をかけたくない」という気持ちは尊いものですが、
職場は一人で回すものではありません。
仕事を分担し、チーム全体で取り組むことで、
組織としての強さを育むことができます。
結果的に一人で抱え込む必要もなく
組織全体の成長にもなって、
良いことずくめです。
迷惑をかけることを恐れすぎず、
お互いに支え合う心理的安全性の高い環境づくりが、
職場全体の健全な成長につながると、
そう思います。