悩まされている事2|無断転貸はどうしようもできない

前回は、私が抱えている不動産業と株の相続問題についてでした。

今回からは叔父の不動産業が抱える大きな問題を1つずつ記録していこうと思います。


無断転貸、又貸しの発覚

叔父所有のビル、不動産業には現在いくつかテナントがいますが、少し前に、あるテナントで無断転貸が発覚しました。

主要人物など

  • テナント(契約会社):居酒屋(仮)

  • テナント契約者A(契約会社の社長)

  • 最近までテナントを実際に運営していた店長B:契約会社との詳細な関わり(社員なのか?など)は不明。本名も不明。実際のテナント契約書の店長名義は違う方で、その方はもういない。

  • 無断で不動産の区画を使って別のビジネスをやっている人C:Bの個人的な知り合いであり、契約会社やAと全くの無縁であることは確認済み。

  • 不動産

※途中で論理と言いますか、倫理と言いますか、いろいろなところがおかしくて、会話も噛み合っていないように聞こえるかと思いますがこれが事実です。
※会話長のところやセリフっぽいところはその文字通り言ったわけではないです。

ことの経緯

ある時、叔父がビル周りの点検をしていたところ、テナントが模様替えといいますか、花屋(仮)に変える作業をしていました。全く聞き覚えのない状況だったので叔父がその模様替えをしている方になぜなのか聞いてみると、その方は、「私は、Bさんからこの店を売って?/貸して?もらいました。なので花屋を開店する準備をしています。」(正確にどんな文章だったのかは分かりません。)

叔父はあまりに唐突すぎて混乱したため、不動産会社へ行き、ことの事実を伝えました。

しばらくして、不動産会社から説明がありました。
不動産「おそらくBが勝手にCに貸しているとおもいます。Aに確認したところ、Aは、Bとはもう音信不通になっているのでテナント契約をxx月末に解約したいと言っています。」
叔父「契約を解約するのはよいのだが、Cが勝手に区画を使っているのはおかしいので使ってほしくないです。どうにかしてもらえますか。」
不動産「とりあえず、CからBに連絡が取れるか確認してみます。」

その後、BとCが叔父のところに謝りに来たようです。内容は、
B「Aと揉めてもう居酒屋をしたくない/できないからCに区画を貸している。Cが将来自分のビジネス(花屋)をやれるかどうかを確認したかったため使用している。xx月以降にCが契約させもらうかもしれない。何も言わず、申し訳なかった。」

その後、不動産には「仮にxx月が終わっても契約をする気はない、すぐに花屋は畳んで欲しい」と当事者に伝えるよう依頼しました。ところが、不動産から言われたことは以下でした。

  • Cには働く義務がありますので、xx月で契約が終わるまでは出て行かせる事ができません。

  • おそらくxx月が終わる頃には出ていってくれるでしょう。

  • 契約解除の条件にCを出て行かせること、というのを入れることはできません。仮にxx月に出ていかない場合は、警察がすぐに強制退去をしてくれるので問題ないです。

  • そんなに心配する事ではないです。いざとなれば鍵でも変えれば良いでしょう。

そして、不動産からは「とりあえず、別途BとCと直接話してみます。終わったら連絡します。」と言われました。

しかし、、、不動産からの連絡は一切ありません。加えて、現在もCはそこで花屋をし続けています。

個人で思うことをここで書くことはしませんが、不動産の回答が本当なのかわからないので警察に相談にいきました。

警察署で教えていたいたこと

叔父に警察署に行ってもらい、私から電話を通じて相談をさせていただきましたが以下が回答でした。

  • 警察は暴力事件にならない限り介入できない。強制退去などは警察はできない。申し訳ないが、不動産が仰ったことは間違っている。

  • 当事者間での話し合いでは折り合いがつかない場合、弁護士が対応するしかない。具体的な手続きや流れは弁護士に聞いてみてもらわなければ警察では回答できない、わからない。

結論、警察は動きたくても何も手伝えることはないので静観することしかできない、と言われました。悲しいことですがどうしようもないので、記録だけとっておいてもらいました。警察には丁寧に話を聞いてもらい感謝しています。

xx月すぎても居座られたらどうすればよいのかわからない

xx月末にはAと契約が切れるので極端な話、「もう関係がないからわかりません。」と逃げられたらもうこちらからは何もできなくなります。AとBが連絡を一切取り合っていないことを考えるとそもそもxx月末の最後の鍵の受け渡しなどをどうするのかも不明です。(Aは鍵を持っておらず、鍵を持っているのはBとCかと思います。)

叔父がどう思っているかはわかりませんが、個人的には不動産の対応に対して悲しさを感じています。ただ、問題がこれだけではない以上こちらから強くいう事ができないという状況です。正直どうしたらよいかわかりません。

結局弁護士に頼むしかない

不動産業をやっておられる方はお分かりかと思いますが、基本不動産業においてはテナントが優位な立場にいます。契約書の内容を破られても暴力沙汰にならない限りは警察は動けませんし、不動産所有者は弁護士を通して裁判をする以外にありません。弁護士相談費用などはもちろん不動産所有者持ちです。

本件は間違いなく無断転貸にあたると思っているのですが、それでも警察は動けないというのは驚きでした。個人的にはこれは不法侵入なのではないのか…?と思いましたが違うようです。。。

自由に相談できないのが辛い

本件とは別件ですでに弁護士と話した事がありますのでもう無料相談のようなことも使えず、弁護士に対しては全てが実費での相談になります。

また、叔父はどうしたら良いか途方に暮れており、話も上手ではないので、私か弟が有給を取って警察や弁護士に電話をするしかありません。しかも、田舎の方だからか、警察や弁護士は電話のみでは受け付けてくれないので、母や叔父に直接警察署や弁護士事務所に行ってもらい、有給が取れた私か弟が電話で相談するという形式をとっています。

流石に納得できない…

全く見ず知らずの人がオーナーの許可なしで区画を使い始めベジネスをし、契約書も無しに区画を使い続けても、警察は何もできず、弁護士に相談して裁判?とかをする以外に選択肢がない、というのはどういうことなんでしょうか…

裁判が終わるまで新たなテナントを入れる事ができず(なんなら契約すらないので居続ける人は家賃すら払わなくて良い…)、その間はオーナーは弁護士、裁判費用だけ払い続ける(裁判必須なのかは知りませんが)。裁判で結果が出るまでどのくらいかかるかも不明ですし、結果が出たからと言ってその通りに行く保証もない。

悲しいです。どうすればよいのかわかりません。

読んでいただきありがとうございました。

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