ケンカ上等‼️ #57
それは2005年のある日の事じゃった。
日曜の日中に携帯が鳴る。その当時、今は懐かしきガラケーさんの携帯じゃった。折りたたみの携帯を開くと、画面には『おかん』の文字。
シカトしようかな〜?と思いつつ、仕方なしに出る。
もしもし?どした?
ああ、沙江美⁉️
興奮した母の声が聞こえる。
あのね、昨日天井が落ちてきたの‼️
はぁ⁉️
何言ってますか〜?おばさん。
心なし、なんか嬉しそうですけど、落ち着いてくださいね?
昨日、お布団敷いてから下に降りてる間に、2階でなんかどさーっと落ちる音がしたの。
で、2階行ったら、天井板が落ちてたのよ‼️
…(ー ー;)…???
それ以上電話の話しでは要領を得ないので、わかった、後でそっち行くから。その時また詳しく教えてちょうだいと電話を切った。
さて、実家に実際訪れ、問題の2階に行ってみる。
ナニを大袈裟に騒いでいるんだ。
の気持ちを裏切るように、それは見事な惨事だった。
天井からぶら〜んと天井板がぶら下がっていた。それも2枚も。
ウチは古い木造家屋で、2階の天井は船底天井と言って、真ん中を走る梁?が天井裏から天井板を吊るす式になってるおり、フラットな天井ではなく、斜めになってる天井なんです。
その天井板が見事にぶら下がっている。よく見ると、天井に釘の後が無数にあるが、コレがまた見事な素人仕事で、はて?天井にプラネタリウムで描くつもりだったのか?というくらい、
北斗七星かよ‼️とか、
こっちは天の川かよ‼️
見事ないい加減な釘の打ちっぷりに、日曜大工をした事の無いわたしでもそのいい加減な仕事ぶりはすぐ理解出来た。
事の顛末はこうだ。天井板がどーんと崩壊して落ちてきたのは、天井裏に炭の袋を大量に入れていたため。その重みに耐えるよう、天井の補強をするどころか、先に上げたいい加減な釘打ちで、天井の強度の補強なんてできるわけがない。
夜中、実際に母が横になってからだったら、まともに炭袋とホコリに襲われ、下手すれば呼吸困難で最悪の事態も予想できた。
さて、なんでこんな事になっていたかと言うと、当時、母には1人暮らしをしてもらっていた。
すると電話でのセールス(まだ当時はけっこうあった)で、ネズミの駆除をお願いしたのがキッカケで、当初は10万と言っていたのが、キッチンの駆除を終えると、ネズミが一度住み着くと、ネズミからダニが大量発生して、人間にダニが襲いかかる…とかなんとか、高齢者を騙し、ダニ避けのために炭の袋を大量に置けば、全て解決。と言って10万が35万になり、更にその炭の袋代と施工代金で160万を支払ったという。
完全に悪徳リフォームやんけ‼️
という事で速攻、消費者センターに電話したが、全く相手にされず、『あー無理ですよそんなの。』と最初からまるでやる気無し。
頼りにならない消費者センターにはサッサと見切りをつけた。
この業者、腹の立つ事に夕方のニュース番組で取り上げられた動画が、HPに上げていて、いかにも正義の業者のフリだけ立派なのに火が付いた。
よくもいたいけな高齢者を騙して、こんな出鱈目やってくれたな‼️容赦しないぞよ〜
というワケで次回、悪徳ネズミ駆除業者VSの始まり始まり〜。