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2月の京都 カフェめぐり#1 「喫茶ソワレ」 〜素敵すぎるレトロ喫茶とゼリーポンチに魅せられて〜

 1948(昭和23)年創業の老舗喫茶店「ソワレ」。京都のレトロ喫茶店の中でも一番人気の名店と言っていいと思われます。
 ついに、その喫茶店へ足を踏み入れることができました。

 グーグルマップを頼りに四条河原町のバス停から歩いて行ったのですが、派手な看板があるわけでもなく、実は一度通り過ぎてしまいました。待ちの行列が出来ている時間なら、それが目印になるかもしれません。両隣は、豚骨ラーメン屋さん(左)と焼肉の牛角(右)です。

開店前のソワレ

小さな立て看板があり、そこを先頭に並ぶよう書かれていました。開店30分前に到着。

歌人 吉井勇先生直筆歌碑(入口左)
二階席の青色の店内が見える
「午後1時より開店致します」

 人気店だと聞いていたので、30分前から並びました。3人目でした。
 開店すると2階席から順に案内されます。窓際席に座れました。

雰囲気のある看板
お冷やのグラス

お冷やのグラスにも、女性の絵が描かれ、Soiree の文字。お冷やを出していただいただけでワクワクしました。

ゼリーポンチ

 ついにゼリーポンチと待望の初対面。
 美しすぎて食べるのがもったいないです。でも、炭酸が抜けないうちにどうぞ、と注意書きがありました。

 見ているだけで幸せになるゼリーポンチ。 
 いよいよ実食。
 ほどよい強さの炭酸と絶妙な柔らかさのゼリー、そしてなんとも美しい色合い。キウィ2切れとレモンと赤いチェリーが載っています。見た目も味も食感も完璧でした。

メニューはもちろんカラー刷り

 メニューはどれも色合いがきれいで迷います。アイスクリームやホイップがのるメニューも魅力的です。メニューを見るのも楽しいです。

「当店でゼリーポンチやクリームソーダに使用しているサイダーは、100年以上変わらぬ製法で作られている優しい炭酸です。すぐに炭酸が抜けてしまいますので、お早めにお召し上がりくださいませ」
 と注意書きがテーブルに置かれていました。
 100年変わらぬ製法のサイダーというのもすごいです。100年前からサイダーが存在したことさえ知りませんでした。

窓際の飾り

 レトロというか、アンティークと言うべきなのか、店内の雰囲気が本当に素敵です。
 座席のシートは緑色、革張り。

照明は青

 壁には絵(東郷青児をはじめとして…)が飾られ、照明器具もレトロで、店内は青色に照らされています。
 女性の顔が一番綺麗に見えるのが青い照明なので青なのだそうです。かつて、よくお見合いにも使われた場所だということです。

素敵な店 

 接客も丁寧です。「ごゆっくりどうぞ」 と言われると、本当にゆっくりしたくなります。が、外で待っているお客さんもいるので、ほどほどで帰りました。
 ウェイトレスさんの制服は黒のワンピース。清楚で上品な印象です。 

階段脇のディスプレイ①
階段脇野ディスプレイ②

外観の割に、席数は多い感じがしました。

 お店を出るときにも入店待ちの列ができていました。外は雪がちらついていて、寒い午後でしたが。

リーフレット

 リーフレット表紙の写真は看板メニューのゼリーポンチです。うっとりするくらい美しいです。

リーフレット

 リーフレットにはゼリーメニューとゼリーポンチの誕生の歴史も書かれていました。

 いつかまた、ここ、ソワレのゼリーポンチに再会できる日が来ますように。素敵な時間をありがとうございました。


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ジャスミンティータイム
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