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京都2月の寺社巡り #1 「六波羅蜜寺」
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六波羅蜜寺は、
空也上人のお寺であり、
源平両氏の中心史跡であり、
西国第十七番観音霊場
であります。
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願石の説明に、「祈りを込めて、金文字から手前に3回おまわし下さい」と書かれています。私も祈りを込めてまわしてみました。
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「ご自身の痛いところ辛いところ撫でて下さい」と書かれています。
お賽銭を入れ、何か所か撫でさせて頂きました。腰の辺りがたくさん撫でられたらしき形跡があり、やや黒ずんでいました。
その奥に「なで牛のツノにお触れにならないようにお願い申し上げます」とのお願いが…
(なぜツノに触れる人がいるのか、不思議です…)
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銭洗い弁財天は人気があり、皆さんお金を洗っていらっしゃいました。弁財天様のお顔がとても穏やかで優しいので、きっと洗ったお金はいい感じに増え、懐も心も豊かにしてくださることでしょう。私も遠慮しないで、恥ずかしがらないで、洗ってくればよかったと、ちょっと後悔しています。
ところで、弁財天様が抱えて弾いていらっしゃるのは琵琶でしょうか。
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六波羅蜜寺
天暦5年(951年)、疫病平癒のために空也上人により開創された真言宗智山派の寺院である。空也上人の自刻と伝えられる十一面観音立像(国宝)を本尊とする。
空也上人は、醍醐天皇の第二皇子で、若くして出家し、歓喜踊躍(かんきゆやく)しつつ念仏を唱えたことで知られ、今に伝わる六斎(ろくさい)念仏の始祖である。
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六波羅蜜寺は、国宝の立像1体、重要文化財の像14体を所蔵しています。
令和館で見られる「空也上人立像」は、口から小さな仏像が六体飛び出している、あの有名な像です。
令和館では、「平清盛座像」や「運慶坐像」「湛慶坐像」なども印象に残りましたが、いずれも鎌倉時代に作られたものです。
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六波羅蜜とは
波羅蜜とは、彼岸(悟りの世界)に至ることである。六波羅蜜とは、この彼岸に至るために人が実践し修行しなければならない六つの徳目のことである。
六つの徳目
・布施 見返りを求めず、応分の施しをすること。
・持戒 自らを強く戒めること。
・忍辱 いかなる辱めを受けようとも、耐え忍ぶこと。
・精進 不断の努力を続けること。
・禅定 冷静に自分自身やわ見つめること。
・智慧 仏様からいただいた生きるための能力。
「六つの徳目」を読み、自分自身を振り返ると、至らぬことばかり。この徳目を心に留めておきたいと思います。
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御朱印を頂いてきました
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ひとたびも
南無阿弥陀仏といふ人の
はちすの上に のぼらぬはなし」
空也(捨遺抄)
六波羅蜜寺
住所 京都市東山区ロクロ81-1
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