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絶景の非日常カフェRondinellaでスイーツを


1  非日常を愉しむ

 

カフェ付近の看板


善光寺平が見おろせる立地 テラス席もある

 坂をのぼって到着したカフェの駐車場には、笑顔のSさんが待っていてくれた。途中に控えめでシックな看板がひとつあるだけの山の上のカフェ。それなのに、平日の昼にもお客さんが何組も来ている、知る人ぞ知る人気のカフェ。開店以来、客足の絶えない人気店。Sさんを含め4人で入店し、窓際の席に案内してもらう。
 善光寺平の市街地が見渡せる素晴らしい立地、おしゃれで落ち着いたセンスのいい建物。自然に調和した建物は「第35回長野市景観賞」を受賞している。ここは、わざわざ行く価値がある、非日常の空間。
 

2 ランチタイム

 ランチメニューは、焼きカレーかラザニアかでかなり迷う。どちらもおいしそう。結局4人ともラザニアで。
 可愛くてオシャレなプレートに、牛ひき肉がたっぷり入った熱々のラザニアは、思った以上にお腹にたまった。高校生ぐらいの男の子なら足りないかも、などと談笑しながら全員が完食。サラダとスープもおいしくいただく。器や皿などの食器やカトラリーは、どれもおしゃれなだけでなく使いやすい。心づかいが感じらる。陶器は地元の窯元に作ってもらったオリジナルだと何かに書いてあった。

ラザニア 牛挽肉たっぷり
フォークの素材はプラスチック。とても使いやすい

3 本日のメイン、至福のケーキタイム


シャインマスカットとクイーンルージュを使ったケーキ、タルト

 ついに楽しみにしていたケーキタイム。運ばれてきたのは、シャインマスカットのショートケーキ、シャインマスカットのタルト、そしてクイーンルージュのタルト。どれも手間暇と愛情をたっぷりかけたSさんのぶどう園のぶどうが使われている。宝石のようにキラキラと輝く大粒のぶどうがケーキの上にのせられ、さらにその上にかわいい王冠のような銀粉まで。シャインマスカットは甘くて味が濃く、贅沢なおいしさ。そして、それらはケーキの上だけでなく、スポンジの間にも、生クリームと一緒におしげもなくたっぷり使われていている。シャインマスカットを存分に味わえる幸せ。私たちは極上のケーキを、ゆったりと時間が流れる素敵なカフェで、ゆっくり味わえる至福の時間を過ごした。

コーヒーとも紅茶とも相性がいいケーキ 

 これから、ぶどうのパフェも始まるそうだ。「ぜひまた来たい」と思った。ここではバスクチーズケーキも絶品だと聞き、抹茶のバスクチーズケーキをテイクアウトした。濃厚で、満足感のあるおいしいケーキだった。

抹茶のバスクチーズケーキとクイーンルージュのタルト

4 丁寧に育てられた食材を味わう

 今回は、このカフェにご自分の果樹園で育てた桃やぶどうを提供しているSさんに招いていただいた。
 粒ぞろいの大粒のシャインマスカットや、美しく色づき、まさにクイーンの風格と品の良さを兼ね備えたクイーンルージュを育てるための苦労話を聞くこともできた。人も果物も、よく観察し、その時に何が必要なのかを見極め、愛情を注ぎ、手間暇かけて育てることが大事。長年教職に就き、生徒を育てる名人だった人は、果物にも愛情をかけ、丁寧に大切に育てている。その価値を十分に認めて作られたスイーツがおいしくないわけがない。店員さんの言葉からも、このカフェのSさんの果物に対する敬意と愛情が感じられた。
 Sさんからおみやげにといただいたシャインマスカットは、地元スーパーではけっして手に入らない、見た目も味も極上の特別なものだった。感謝の気持ちをこめて、大切に大切に、美味しくいただいた。


S農園のシャインマスカット 
ひと房35粒の大粒にそろえるためには手がかかっている


店名のRondinellaは、かわいらしいツバメのヒナを
意味するイタリア語に由来している、とのこと





 
 

















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ジャスミンティータイム
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