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事故後2日目 現状の報告(ヘルメット着用の奨め)
二日前に遭った交通事故につき、多くの方々から御心配のメッセージを頂いておりますこと、心より御礼申し上げます。また、取引先や関係各位には多大な御迷惑をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。
本来、お一人お一人に返信致すべきでございますところ、皆様に一早く御礼と現状をお伝えするための方便として、この note を開設させて頂きました。
まず、事故発生直後に救急車で搬送されました病院ではレントゲンとMRI検査の結果、全身打撲・擦過傷・仙骨骨折のみと診断され、入院の必要なしとのことでしたので足を引きずるようにして帰宅したのですが、現在、腰回りと右膝、右大腿部、および首回りの痛みがございますため、明日、他の病院で再受診することにしております。
そしてやや懸念されますのは、事故を目撃した方が撮影してくださった写真(掲載写真)を見ましたところ、当該の車のフロントガラスが大きく凹み、そこに私が被っていた毛糸の帽子がめり込んでいる様子から、やはり頭部を強く打ったことが推測されることです。
頭部には外傷もなく、車体と衝突する瞬間に顎を引き、右腕でガードをした記憶はあるのですが、あるいはこの毛糸の帽子が衝撃を吸収してくれただけだったのかもしれません。
昨年4月1日から道路交通法の改正により、自転車に乗車する際のヘルメット着用が努力義務化されましたが、私はこの日の早朝の気温が低かったため、ヘルメットではなく耳を覆うことの出来る毛糸の帽子を着用しておりました。やはり暑さ寒さよりも頭部を保護することを優先しなければなりませんね。このような写真を掲載することの是非も吟味いたしましたが、ヘルメット着用促進の一助にもなればと、敢えて掲載に踏み切らせて頂きました。
さて保険会社とのやりとりや、車を運転していた相手方との折衝は、明日から弁護士を立てて手続きを始めることにしております。
ここで詳らかにすることは控えますが、相手は外国籍の青年で、今の日本人が嫌がる、いわゆる「3K」の仕事に従事している方です。そこで想わずにおれないのは、数年前に裁判員として経験した裁判員裁判です。
その時私は「裁く側」として法壇にあったわけですが、そこで学んだ事の一つは、「量刑の重さには、被害者の処罰感情が多分に考慮される」ということ。
そしていま一つは、「組織的な犯罪の末端の実行役として消費されるのは、多くが経済的に追い詰められた青年である」ということ。
今回、私が被害者である言うことが許されるなら、なるほどこれが被害者としての処罰感情か、と実感できる、ドス黒い感情が鎌首をもたげてきたことは事実です。
そして同時に、この処罰感情に当事者が身を委ね続ける限り、負の連鎖は決して止まることがないということが、私があの裁判で学んだ本質であったということも事実です。
私がその外国人の青年を追い詰め過ぎれば、巡り巡る因果が私のあずかり知らぬところで二次被害を引き起こすののではないかと想わずにおれません。
さはさりながら、交通法規を傲然と無視して憚らない者に、公道を走らせてはならないことは確か。そこは警察に任せたいと思いますし、もし今回の事故と、いわゆる外免切替(外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替えること)の手続きのあまりの簡素さとの間に因果関係ありとせば、所轄の行政機関(国土交通省?)の善処を俟ちたいと思います。
さて最後に余談を一つ。
奇しくも一週間ほど前、娘がこう言っておりました。
「パパ、週2回の筋トレで、交通事故発生時の生存率が70%上がるらしいよ」
筋トレだけで70%という数値については、私は懐疑的です。なぜなら私は毎日のストレッチを欠かしませんでしたし、学生時代の柔道で受け身の取り方も充分身につけておりましたからね。
それでは皆さん、ごきげんよう。