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「わざわざ作ってみよう」が愉しい  ~紅茶を茶葉から作ってみたくて~ case④

 お茶の実を発芽させたい。

 生家では、外畑以外に、敷地内にも数本、お茶の木が植わっていた。
 
 それはお茶を収穫する為では無く、生け垣代わりだったように思う。時期になると、お茶の実がごろごろ道に転がっており、よく蹴って遊んでいたものだ。そのお茶の実の価値など、何も知らずに。

 お茶の実を、発芽させてみようと、思った。収穫までに数年はかかるが、面白そうだった。お茶の実を、ネットでお安く買い求めた。

お茶の実

 お茶の木は、発芽してからお茶の葉として収穫出来るようになるまで、10年くらい、かかりそうだった。
 すごい年月だ。
 
 ベルガモットオレンジは苗から育てたかったのだが、私には苗が高く、たまたま種が売っていたので、これもまた、種から育てようと、思ったのだ。種から育てると、お茶の同様、同じくらい時間がかかりそうだった。これもまた、ネットで購入した。

ベルガモットの種

 レモンは、発芽したてのちっちゃい苗を、これまたネットで、買い求めた。収穫まで、旨く育てば5年くらいかかりそうだ。

レモンの苗木

 
 園芸超初心者が、それも種から発芽させるなんて、何て無茶な挑戦だろうと、自分でもあきれてしまう。しかしやってみなければ分からないし、とりあえず草木の基本的な知識や土作りの事を勉強しようと、園芸関係の動画を、視聴しまくっている最中である。

 10年計画の、紅茶作りに挑戦。私自身、今でも結構なお年だが、10年後はもっとかなりのお年になっている。それでも10年後が、今から超愉しみなのであった。
 
 植物を育てるには、まず良い土壌作りだ。

 「土壌改良」が、必要だった。
 今は冬だが、春の種まきの時期までに土壌改良したいものである。

 いろいろ調べた結果、コスパが良くて身近に手に入る、「米ぬか」で、土作りをしようと、決めたのだ。

新たな趣味を手に入れ、没頭している私のそばで、やはり主人がニヤニヤしながら、面白そうに私を見ていた。

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