私が正規教員を退職した理由
私はもともと公立の教員でした。2ヶ月半前に正規の教員を退職し、現在は非常勤講師として小学校で勤務しています。
今の時代は、SNSで起業したり、副業している人が多いと思いませんか?
私は、教員として働いている時、SNSを見ていて、服が好きな人はアパレルブランドを立ち上げていたり、暮らし好きな人は暮らしアカウントで独立していたり、旅行好きな人は旅行の情報を発信して独立していたり、それぞれの人が自分の好きや得意や興味のあることをもとにして独立しているのを見ていました。
それを見ていて私が思ったのは、すごく勇気があって、すごいなということです。
きっと独立するっていうのは、難しさや大変さもたくさんあると思うんです。傍目から見ているだけだと、なんだか楽しそうとか、好きなことを仕事にできていいなとかしか思わない場合もあると思うんですけど、自分で独立して起業するっていうことは簡単なことじゃないですよね。
だから、すごいなって私は思いました。
私はその時は正規教員として働いていました。
子どもと関わることの楽しさや成長に関われるやりがいを感じていました。しかし、一方で変わらない働き方、長時間労働や残業代が支払われない仕組みとか、勤務時間調査ばかりで、一向に変えてくれない組織のあり方に疑問を感じました。
世の中のニュースを見ていると、教員1年目の先生が、教室で自殺をしてしまったなんてニュースもありましたし、過労が原因で脳出血を起こして亡くなってしまったなんて人もいました。
確かに、教員という仕事は、やりがいもありますし、社会的にも意義のある尊い仕事だと思います。でも、多くの教員が過労死ラインぐらいまで残業せざるを得ない状況にあって、しかも研修や保護者対応、子どもの対応、校務分掌など授業以外にもやるべきことが山積している。そして残業代は支払われない。そんなことってあっていいのか?と疑問に思ってしまいました。
仕事は定年まで40年ぐらいやります。
そして20代から60代までの40年間は、活動的に動ける人生のゴールデンタイムではないでしょうか?
そこでどんな仕事を選ぶかは、まさに人生において大切な決断だと思います。
私は、教員という仕事が好きです。
しかし、正規教員として働いている時は、プライベートの時間を削りながらやっていましたし、色々なストレス、長時間の労働、出ない残業代など、色々な不満を持ちながらやっていました。
本当にここでやっていくことが人生において正しい選択なのか。
そう疑問に思って一度退職することに決めました。
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