アレン・アイバーソンはフィラデルフィア・76ersの英雄になりました。
アイバーソン、最後のホームカミング フィリーの街に愛された男へのセレモニーhttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/basket/all/2014/columndtl/201403030003-spnavi
アレン・アイバーソンはデビューから引退までずっと見てきたNBA選手です。
デビューシーズンに「あのマイケル・ジョーダンは尊敬に値しない。」と発言し、それを聞いた時は何て不遜な奴だと思いました。
時が経つにつれ、ただ生意気で大口を叩く選手ではないことに気づきました。
公称183cm(実際は178cm)のサイズで、平均身長2m超の大男達に向かっていき、ノックアウトしていく様は見ているファンを熱くさせるほどの迫力がありました。
圧巻だったのは、2001年のロサンゼルス・レイカーズとのファイナル第1戦。
当時、ロサンゼルス・レイカーズはシャキール・オニール&コービー・ブライアントのコンビが全盛期を迎えており、ここまでプレイオフ無敗という圧倒的な強さを誇っていました。
対するフィラデルフィア・76ersは満身創痍の状態にあり、エースのアイバーソンは全身に20ヶ所の怪我を負っていて勝ち目は全くない状態でした。
ここで、アイバーソンの負けじ魂が炸裂し、前半だけで30得点、トータルで48得点を挙げ、無敗のレイカーズに唯一の黒星を与えました。
最終的にレイカーズに負けてしまいましたが、アイバーソンの最後まで諦めない魂の込もったプレーには感動しました。
一方、マリファナ所持で逮捕、コーチとの衝突、ラップの歌詞がゲイや女性を中傷するものとしてCDリリースが中止になる、などトラブルメーカーとしても際立っていました。
良くも悪くも様々な話題を提供し、世界中のNBAファンを騒がせてきた選手はそうそういないと思います。
先日、フィラデルフィア・76ersの永久欠番になり、アレン・アイバーソンの名はフィラデルフィア市民の胸に永遠に残ることでしょう。