小田和正の音楽特番「風のようにうたが流れていた」

小田和正のTBS音楽特番「風のようにうたが流れていた」を見ました。
昨年12月、「クリスマスの約束2018」が放送されないと知った時は本当にショックでした。
あれから3ヶ月が経ち、元気な小田さんが帰って来ました。

今回の撮影舞台は小田さんの母校でもある聖光学院でした。
ゲストは杏、熊木杏里、佐藤竹善、JUJU、スキマスイッチ(大橋卓弥、常田真太郎)、根本要(スターダストレビュー)、水野良樹(いきものがかり)、矢井田瞳、矢野顕子、和田唱(TRICERATOPS)と豪華な顔触れでした。

矢野顕子がステージに出てくると客席からどよめきが起こりました。
小田さんとは昔からの知り合いで、オフコースの曲をカバーしたことがあるそうです。
「Yes-No」を少しだけ披露しましたが原曲の面影が全く無いくらいにアレンジされており完全に矢野顕子ワールドと化していました。
職人肌の小田さん、猫っぽい(?)矢野顕子の180度異なる世界観が上手くマッチして素晴らしい化学反応が起こりました。

今回、女優の杏が出てきたのは少し意外でしたね。
杏は学生時代に聖歌隊に入っていて、さらにアルバムを2枚もリリースしていたとは初めて知りました。
松田聖子の「SWEET MEMORIES」を歌いましたが、聴いていて凄く心地良い歌声でしたね。

JUJUがメインとなって披露された曲はカーペンターズの「青春の輝き-"I Need To Be In Love"」でした。
JUJUはこの曲の歌詞を見た時に「これは私の曲だ。」と思ったと話していました。
演奏中に客席の年配のファンが懐かしさと相まって瞳を潤ませていたのが印象的でした。
カレンが亡くなって約35年経ちますが今なお多くの人達に語り継がれています。

和田唱は「クリスマスの約束2015」に出演して以来、すっかりレギュラーに定着しています。
映画音楽メドレーを披露していましたが、2人の繰り出すハーモニーは絶妙でしたね。
その中にサイモン&ガーファンクルの「ミセス・ロビンソン」があったのは嬉しかったです。
とても良い曲なので興味がある方はぜひ聴いてみてくださいね。

小田さん、根本要、スキマスイッチ、水野良樹から構成される委員会バンド。
吉田拓郎の「春だったね」、竹内まりやの「元気を出して」が披露されました。
「春だったね」では大橋卓弥のリードボーカルで始まり、時折ハーモニーも織り交ぜられていました。
原曲は男臭くいストレートな歌い方が特徴ですが、全く別の曲に生まれ変わってました。

「元気を出して」は多くの女性アーティストにカバーされていますが、男性バージョンを聴くのは初めてですね。
誰かの心に寄り添うような優しいハーモニーにウットリしました。

終盤になると出演者全員による「YES-YES-YES」が披露されました。
オフコース時代の人気曲ということもあり会場内は大合唱に包まれました。
この曲を聴き終わった後、3か月間待った甲斐があったなと改めて思いました。

気付けば3月も明日で終わりますね。
4月からはいよいよ新しいシーズンが始まります。
暖かい春の訪れを感じさせる素晴らしいライブでした。

 


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