オスカー・ロバートソン~元祖トリプルダブル
ラッセル・ウェストブルック(オクラハマシティ・サンダー)がシーズン平均トリプルダブルの偉業を達成しました!!!!!
1961-1962シーズンのオスカー・ロバートソン以来、史上2人目です。
その間、マジック・ジョンソン、ラリー・バード、スコッティ・ピッペン、グラント・ヒル、ジェイソン・キッド、レブロン・ジェームズなど優秀なオールラウンドプレーヤーがいましたが、誰一人として再現する者は現われませんでした。
今シーズン55年ぶりにその難題をクリアしたウェストブルックにはどれだけ賛辞しても足りないくらいです。
そこで、元祖トリプルダブルと呼ばれるオスカー・ロバートソンとは一体何者なのか検証してみたいと思います。
1960年にシンシナティ・ロイヤルズ(現サクラメント・キングス)にドラフト1位で入団。
196cm・100㎏のサイズで、PGとしては大き過ぎて活躍できないと囁かれていました。
そんな前評判を吹き飛ばし、1年目に30.5得点、10.1リバウンド、9.7アシストのアベレージを残し見事新人王に輝きました。
2年目になるとさらに飛躍し、30.8得点、12.5リバウンド、11.4アシストという平均トリプルダブルのミラクルを起こしました。
その後もシーズンMVP、NBA優勝など数々の栄誉を手にし、通算26710得点、7804リバウンド、9887アシストの記録を残して1974年に引退しました。
「全てにおいてパーフェクトな選手」、「彼以上のオールラウンダーはいない」、「ダブルチームをしても止められない」など誰からも絶賛される選手でした。
しかし、残念なことに当時トリプルダブルの価値が認知されておらず、正当に評価されるようになったのは後になってからでした。
近年改めて記録を調べるとキャリアで181回も達成し、2位のマジック・ジョンソンの138回を大きく引き離していることが判明しています。
彼は「そんなに凄いことなら毎年でもやっていたのに。」と語っています。
正直あまりにも凄過ぎて言葉が出ないです・・・。
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