平成の全日本卓球優勝者の年齢

平成最後の全日本卓球が終わりましたね。
水谷隼は前人未到のV10、伊藤美誠は2年連続でシングルス・ダブルス・混合の3冠に輝くなど非常に見応えのある大会でした。
その他に木原美悠、張本智和など10代の活躍も目立っていたので今後に期待が持てました。
長かった平成も終わりが近づいているので、平成30年間の歴代優勝者の年齢について触れてみたいと思います。

年度 男子優勝 年齢
1989 斎藤清 27
1990 斎藤清 28
1991 渡辺武弘 30
1992 斎藤清 30
1993 松下浩二 26
1994 今枝一郎 20
1995 松下浩二 28
1996 岩崎清信 29
1997 偉関晴光 35
1998 偉関晴光 36
1999 渋谷浩 32
2000 偉関晴光 38
2001 松下浩二 34
2002 松下浩二 35
2003 偉関晴光 41
2004 吉田海偉 23
2005 吉田海偉 24
2006 水谷隼 17
2007 水谷隼 18
2008 水谷隼 19
2009 水谷隼 20
2010 水谷隼 21
2011 吉村真晴 18
2012 丹羽孝希 18
2013 水谷隼 24
2014 水谷隼 25
2015 水谷隼 26
2016 水谷隼 27
2017 張本智和 14
2018 水谷隼 29 

年度 女子優勝 年齢
1989 星野美香 24
1990 星野美香 25
1991 佐藤利香 20
1992 小山ちれ 28
1993 小山ちれ 29
1994 小山ちれ 30
1995 小山ちれ 31
1996 小山ちれ 32
1997 小山ちれ 33
1998 坂田愛 24
1999 小山ちれ 35
2000 小山ちれ 36
2001 梅村礼 25
2002 梅村礼 26
2003 平野早矢香 18
2004 平野早矢香 19
2005 金沢咲希 29
2006 平野早矢香 21
2007 平野早矢香 22
2008 平野早矢香 23
2009 王輝 33
2010 石川佳純 17
2011 福原愛 23
2012 福原愛 24
2013 石川佳純 20
2014 石川佳純 21
2015 石川佳純 22
2016 平野美宇 16
2017 伊藤美誠 17
2018 伊藤美誠 18 

1990年代ですが、20代後半から30代の選手の時代でした。
偉関晴光と小山ちれは元中国代表の帰化選手、松下浩二と渋谷浩は鉄壁の守備力を誇るカットマンとして活躍していました。
特に偉関は1997年の優勝をきっかけに復活し、その後は日本代表に加入して2000年の世界選手権の団体銅メダルに大きく貢献しています。
現在はJOCエリートアカデミーのコーチで若手選手の育成に携わっています。

2001年度からは点数ルールが21点制から11点制に変更されました。
それをきっかけに優勝者の低年齢化現象が起こっています。
水谷隼、吉村真晴、丹羽孝希、張本智和、平野早矢香、石川佳純、平野美宇、伊藤美誠は何と10代のうちに優勝を手にしているのです。
「点数が少なくなった=先手必勝型が有利」であるため、若さと勢いのある選手が勝ちやすくなるのは納得できますね。
それとJOCエリートアカデミーの存在も見逃せないです。
小さい頃から優秀な指導者の下で強い人達と練習できる環境にあることはプラスに作用していると思います。
そうした体制が続く限り、これからも有望な若手選手は続々と出てくることでしょう。

平成の優勝者の年齢について書いてみましたが、年代ごとにどの年齢層が強いのかはっきりと現われていたので大変興味深かったです。

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