パリオリンピック 10000m

13:23-13:20
エチオピア勢の組織戦の乱れがチェプテゲイに勝利をもたらしたレースだったように見える。
初めはkejaljaに引っ張ってもらったが4600mあたりでアレガヴィが急にペースを上げてしまい、ペースを乱してしまった。そんな中チェプテゲイが付き合わず無駄にエネルギーを使わない走りをしていた。
エチオピア勢はローテーションで先頭を引っ張っていたがペースが安定せずにエネルギーを消耗してしまうレースをしてしまった。そこをチェプテゲイは見逃さず残り500mで勝負を仕掛けて押し切ることができた。

もしエチオピア勢はレースを引っ張らず勝負所で前に出てチェプテゲイを前に出させないレースをしていたら結果は違っていただろう。無駄なエネルギーを使ってしまってチェプテゲイに楽に勝たせてしまったしか言いようがない。
チェプテゲイと同郷のキプリモは速さがあるが強さがないと前の記事で書いたが勝負所で前に行くことができずスパート合戦でも対応できなかった。位置取りにしてもチェプテゲイとの差がはっきり出た。ただ、速さがあるのでペーサーが付くダイヤモンドリーグなどでは世界記録を樹立すること可能性を持っている。

チェプテゲイはいずれフルマラソンに転向すると思うがバレンシアマラソンで大惨敗を喫した。しかし、フルマラソンを甘く見ていたしか言いようがなかった。本格的に取り組めば2時間2分は切れるとみている。

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