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#7 紅葉の高野山へ 明治初期までの女人禁制でも唯一参拝できた『女人道ルート』21Kmへ 2021.11.5
YAMAP:https://yamap.com/activities/14191361
久々に巻き戻しnoteです。
去年11月は高野山21kmの女人道コースへ。
紅葉真っ只中の晴れ渡る山日和。
登山を始めたら鮮やかな紅葉を目にする機会が
沢山ある。
仕事メインだった頃は、やれ紅葉、やれ桜など
空気感は伝わるが自分でそんな季節を楽しめた記憶が薄い。
電車の中からチラ見ぐらいで終わる季節だ。
それが今はめちゃくちゃ見れてるし
その中を歩いたりドンピシャな季節感を味わえてることに
改めてビックリしたり(笑)
生き方って変われるなぁ、とつくづく思うので
この登山LIFEも遠い先いつか変わる時まで
山を求め続けていきたい、氣が済むまで。
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と〆そうになりました(笑)
もとい!
ソロ登山が多い私には
山に行ってくれる貴重な友達、
珠ちゃんをお誘いしてみた。
珠ちゃんは同じヨガインストラクターでもあり
Lien-Yoga講座の生徒さんでもあり
芯伝整体の後輩チャンでもあるが
今はすっかりお友達。
感覚が合う同じ匂いがする。
元々高校大学と超アスリート陸上選手でもあって
フルマラソンもひょいひょい走れる方で
女ターザンと私に呼ばれてる(笑)
なので体力が必要な登山も誘いやすいんだよね〜
珠ちゃんのFacebook ★
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高野山、いつぶりか覚えてないぐらい
お久しぶりでした。
さぁ、ここからいよいよ女人道だ。
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ポイントの女人堂です。
1872年(明治5年)に解禁されるまで
女性は一歩たりとも入山を許されなかった高野山。
この女人堂までならギリOK、、、
だった場所がここですね。
2022年の今から150年前の話です。
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女性NGの理由はこちらです。→ ©︎Li©︎k
この理由はどうなのでしょうね?!
穢れと言われてた月経・生理がなかったら
女人禁制を決めたアンタ達は産まれてこれなかったんだぜ。
性欲?己の問題やろー
と書ける時代で良かった♪
そんな(どんな?)女人堂でした。
そこから歴史を感じながらドンドン進んだ、
と書いてもバレないが高野山トークはしてないな(笑)
コロナ渦もあって
実は珠ちゃんと会うのも2年半振りだったので
その空白を埋めるトークが楽しかった。
あの時言えなかった事とか、
今だから分かる事とか、、、
高野山の歴史はとても興味深いが
私達にも歴史があるのよね〜
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トークが止まらず道に外れる的な...
普通の田舎の住宅街に出てしまって
気付けばコンクリートの道を歩いてた。
ふと出会ったお婆ちゃんに道案内してもらえて
ちゃんと女人道に戻ってこれました。
お婆ちゃん、有難うございました!!!
すっかり腹減りになり
山道に戻れてから
やっとランチ休憩が取れました。
珠ちゃんはErdalのファンでもいてくれてるので
美味しいドイツパンのサンドイッチを
買ってきたよ〜
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珠ちゃん、ワンコ好きで良かった
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珠ちゃんの後をついて行ってます。
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話に夢中でも
紅葉と緑と光のコントラストが美しい場所では
ふと足が自然に止まりますね。
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とにかく長い道のりの女人道、
こうやって摩尼山・楊柳山・転軸山と女性達は
女人堂を結ぶ結界線である女人道をたどって
奥ノ院を遙拝していたのだ。
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女人禁制の理由の一つに『危険だから』がある。
山中は治安が悪く、
古代は魑魅魍魎(ちみもうりょう=デーモン)
が住む危険な場所と考えられていた為、
子供を産む女性は安全のため近づかない、
近づいてはならない場所と考えられていたようだ。
そんな場所だからこそ
修験者は異性に煩わされない厳しい修行の場として、
山岳を選んだのだそうです。
それでも遠回しでしか近付けなくても
姿が見れる可能性は殆どなくても
危険を承知で少しでも修験者になった
息子の近くで祈りたい、
という思いの女性達・母親達の
愛溢れる道が女人道。
様々な事件が起こった道にも思える。
遠くから息子さんに向かって「頑張ってね」と
祈って無事に帰路に迎えた場所だけではないのであろう…
そんな道を今はトイプーと珠ちゃんと
笑いながら
紅葉の鮮やかさに癒されながら歩けてるなんて
平穏な時代に感謝しかない。。。
今は今で色々複雑でもあるが
遠い未来へ繋がるのが今日だという事。
↑
と、こういうのは帰宅してから浸ってます。
登山中は楽しかっただけです♪
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今日のMVPはトイプーです!
女人道は距離が長いので
トイプー…歩けるか???と未知数だったので
念の為に抱っこ紐を持って行った。
バテて座り込んだ時の事を考えて。
21km、数字を見ると誰も心踊らない。
歩けたんだよね〜
バテ感もなく最後の奥の院まで
ちゃんと歩けました!!!
カンドーーーーー
ほんとよく頑張りました。
最初はトイプー抜きで
高野山は行く予定でした。
高野山までの車移動の距離も考えて。
直前になって「やっぱり一緒に行こう」と
考え直してほんと良かった。
珠ちゃんとの再会登山、
めちゃくちゃ楽しかったです。
高野山の後は温泉へ。
道は外すが温泉は外さない。
では最後まで読んでいただき有難うございました。
又次のお山で。