日本の最後の秘境、憧れの雲ノ平へ#6 3泊4日の北アルプス縦走ソロ登山 最終日、黒部五郎岳から折立登山口まで 2024.9.11〜14
noteへようこそ!
ヨガ指導員、
マインドフルネス禅認定コーチの
成田レアです。
フィットネスインストラクターとしても
活動中です。
#1 太郎平小屋 に着いてから
#2 薬師岳にピストン で1日目を終え
2日目は
#3 雲ノ平に到着 から
#4 雲ノ平での過ごし方 、まで。
そして3日目です。
#5 祖父岳→ワリモ岳→鷲羽岳→
三俣蓮華岳から黒部五郎小舎 まで。
いよいよ最終回。
どこまで引きずるねん?!
と、自分でも思う(笑)
でも最後まで書き切る!
最終日の行程はこちら。
黒部五郎小舎から
黒部五郎岳にアタックし
初日に宿泊した太郎平小屋まで戻り
そこから一気に折立登山口まで下山。
登山計画を考えてる時も
最終日、私どうなってるの?
という疑いが晴れず
なかなか決めれなかった。
4日目かぁ、疲労が溜まってるはず。
そこに追い打ちをかけるように
苦手な下山でこの行程?!
頭でイメトレと
毎日地図と睨めっこ。
うーん、、、
今まで最長約33kmは歩いた事はある。
その頃より体力は付けてきたし
今回の北アルプス縦走に備えて
大峯奥駈道の山々へ
トレーニング登山を重ねてきた。
ただ、距離だけで判断出来ない。
3〜4日間、山に入ってる疲労感が
未知数だ。
そうだ、保険をかけよう。
初日の太郎平小屋さんに
空き情報だけ確認しておいた。
急遽の宿泊は可能だった。
これで、その時具合で判断できる!
備えあれば憂いなし、成立。
AM2時起き、
AM3時出発。
前日の不調と
痛みで寝れない影響は
大丈夫なんだろうか?
目覚めは、、、スッキリ✨
眠たい感、0!
痛めた肩は、、、
\ もう痛くなーい! /
赤くなっていたが痛くない✌️
(手形とか付いてなくて良かった😅)
身体のコンディションは、、、
\ めっちゃ軽ーい!/
めっちゃ楽やん。
寝起きのストレッチもスムーズだ。
昨日はなんだったのか?!
そして寝れなかった元凶の
左足の小指は、、、
\ 痛いっっっっ!/
変わってない😓
焼きすぎたタラコに似てる
小指と目が合って1人で笑ってしまった。
よし、出発だ。
今日の小舎からのトップバッターは私。
夜中3時に1人歩くのは
さぞかし心細い、、、、、
(と思いきや)
\ めっちゃ気持ち良かった/
(⁎˃ᴗ˂⁎)
夜空には満天の星が輝いてた。
想定外に快調に歩き続けれた。
北アルプスの奥地に(ほぼ)私1人。
こんな興奮する推し活は無い(笑)
夜中3時に街を歩く方が
よっぽど危険だと思う。
気付けば明るくなってきた。
後ろを振り向くと主稜線が
くっきりと浮かび上がっていた。
どうしてもナイトハイクは
頭に付けてるライトを頼りに
足元だけを見て登ってしまう。
下ばっかり見てたタイミングで
不意に正面を見上げると
黒部吾郎岳のカールが
目の前にドーンと存在してた。
急に近くにそびえ立っていたカールに
一瞬仰け反った・・・
(黒部吾郎カール 28秒 無音)
カールとは:
氷河の侵食によって造られた
半椀状の地形の事。
大きなアイスクリームを
大きなスプーンで削られような状態。
とか書かれてる。
その削られた部分の薄い青黒さが
激しくむき出されてて
巨人か恐竜でも出て来そうな
迫力に圧倒された。
「すごっ。。。」
一言に尽きる。
急登を進む。
槍ヶ岳のトンガリ頭だ。
急登を登り切った。
・・・えっ、、、
(涙)
こんな奇跡、あるんだ。
山頂はオレンジピンクに色付いてた。
モルゲンロートだ!
まさか黒毛吾郎岳で
モルゲンロートが見えるなんて。
しかもそこ!目の前だ。
山の反対側は
なんと
なんとーーー
雲海がスタンバイしてくれてた。
(モルゲンロートと雲海 37秒)
「嘘やろ・・・
何これ。。。」
呟いた独り言が大きかった。
登山史上最高かもしれない景観。
今までの山達にも見た事のない大自然を
見せてもらってきたが
モルゲンロートも雲海も今回は
全く期待してなかった。
おまけに初日から今日まで
遠目で見てた黒部吾郎岳は
常にガスってた山だったから
又山頂は真っ白だろうな、、、
的に思ってたぐらい。
凄すぎて状況把握に時間が掛かった。
からの〜
「こっちモルゲン〜
こっち雲海〜
今ここ!私だけ〜
もう凄すぎる٩(ˊᗜˋ*)و
誰か早く来てーーーーー」
と、めちゃくちゃテンションが
上がってきた ₍₍ ᕕ( ‘ω’)ᕗ ⁾⁾イェーイ!
朝日がはっきり見えた。
モルゲンロートと同化してみた(笑)
黒毛吾郎岳の肩にザックをデポし
足取り軽く山頂へ。
一頭三角点にタッチ
黒部五郎岳(2840m)、山頂。
最終日、
私はこんな日を迎えれた(泣)
(山頂から360° 46秒 無音)
山頂に仏像様が。
朝日の逆光で
気付けなく失礼致しました。
あー、山頂から離れたくない。
最後の最後に本当にありがとう(泣)
一緒に旅してくれてる相棒のザック。
「雲海に虹が出てますね」
すれ違った方に教えていただいた。
雲海に虹??
え?どこどこどこ?
『虹に近付きたい!』
山だから叶えれるファンタジーだ。
丸く光輝いてる。
上から見るにじは丸いんだ。
完璧だ。
こんな日はほんとにあるんだ。
小指のタラコも何とかなるはず。
朽ち果てる事はないだろう。
太郎平小屋までの
最高に美しい稜線を
ゆっくり歩いていこう٩(ˊᗜˋ*)و
黒部五郎岳、ノーマークだった。
が、登山計画を考えてる途中で
この山が花の百名山という事、
黒部五郎カールは一見の価値有り、
そして黒部五郎岳から
太郎平小屋までの稜線は素晴らしく
『絶対に歩いた方がいい!』
と何回も耳にしたので
思い切ってコースに入れて良かった。
大正解だった😌
AM7:30に軽食を。
起床からもう5時間半。
オートミールのプロテインクッキーと
リンゴのドライフルーツを。
ずっと美しい景観が続いた。
AM8:00
ポイントの中俣乗越に着いた。
太郎平小屋まではまだまだ。
太陽も上がってきた
たいちょう🙋ライチョウ、発見👀
(言いたかった件)
雷鳥って天気悪めの日に
良く見かけるという噂があるが
こんな快晴の日に?!
(雷鳥発見、
あえて私の盛り上がらない声入り😝)
朝日
モルゲンロート
雲海
快晴
雷鳥
最終日はいいとこ取りの
フルコースでごさいます。
AM8:30 黒部五郎岳はガスってきてた。
同室だった方、間に合ったかな?
北ノ俣岳(2662m)、到着。
まだ、こんな所だ。
先に見える赤い屋根の
小屋を目指して進む。
(26秒)
黒部五郎岳の名前の由来は
山用語の『ゴーロ』から
きてるとも言われている。
大きな岩が堆積したところを
ゴーロと呼ぶ。
なので稜線上でも
大岩小岩を越えるのに両手を使ったり
歩きやすい道ばかりではないので
油断禁物の気持ちの良い道だ。
太郎山(2373m)、到着。
太郎平小屋だー、よっしゃ💪
AM11:20 小屋着。
よし、休憩だ。
最後の〆はこれに決めていた。
太郎平小屋で大人気のラーメンを。
小麦粉と脂っこさ、欲するよね。
最後は太郎平のシンボルと📸
急遽の宿泊が可能か
確認させていただいてたので
このまま下山する旨を伝えた。
さぁ、
さぁ、
さぁ!
最後の8km、スタートだ。
薬師岳が小さくなってきた。
4日前はあの山頂にいたんだよね。
帰りたくない、という気持ちではない。
ただ眺めておきたい山なんだよね〜
あんな場所、
又行ける機会はあるのだろうか…
全てが特別の場所だった。
折立登山口まで2・3回休憩しながら
PM3:08、無事に下山出来た。
休憩入れて12時間。
計画通りだった。
(⊙⊙)ファッ!? この顔〜
どう頑張っても顔、作れなかった(笑)
出していいのか?🤣🤣🤣
子供には強く止められたけど💡
折角なので最初と比べてみよう。
同じ場所ですが
ビフォーアフターを撮るとは
考えてなかったので
アングルは違いすぎるが、、、
4日も山に入ると
人はこんなに変われる(笑)
プロテインをグビッと一気飲み。
フィニッシュ。
憧れの雲ノ平へ、3泊4日の
北アルプス縦走ソロ登山 の旅、
終わってしまった。
淋しいな。。、
無事に生還出来た事に
何よりも感謝。
『3日も4日も山に入って
縦走とかするんだ、凄いな〜』
と、去年まで登山者の方々の話を
他人事の様に聞いていたが
私にもそんな事が出来たんだ、
と、しみじみホッとしてる。
北アルプスに行くと
『鉄人変態クライマー』の名称を
授けるに値する方と出会える。
どういう鉄人変態クライマーかと言うと
私の今回の縦走は約54km。
なかなかのこの距離を
1日で移動されてるのだ。
勿論山の中をご自身の脚で。
私:今日はどこからですか?
鉄人:燕岳から槍ヶ岳通って
そこから、、、
私:はっ?!
槍ヶ岳って黒部五郎岳の山頂から
遠くに見えてたトンガリ頭の?!
人間に限界はない。
限界を決めてるのは自分だ。
かと言って鉄人さん達側へ
近付きたいとは1㍉も思ってない、
話せただけで拝みたい気分。
人と比べる事ではなく
自分の限界に
チャレンジさせてくれるのが
私にとったら今は山なんだと思う。
3日目の、
コンディションが悪く
肩も左足の小指も痛い、と
散々書いたが
恐らく!
KEIさん達が向かわれた水晶岳も
行けてたと思う。
ただ心身共のダメージは
大きかっただろうし
股関節を痛めてた方には出会えてない。
最終日の
黒部五郎岳から太郎平までの稜線を
ご機嫌さんで歩けてたかは不明。
だから
(もうちょっと行けたかも)
ぐらいの山行になってベストだった。
それでも私、頑張ったよね!
と自負したい😅
経験値、上げていただけたように思う。
股関節を痛めてた方も
後々無事に下山出来たと聞けた😌
今もinstagramでやり取り出来てる。
荷物も丁度良かった。
ほぼ過不足無しだった。
強いて言うなら山小屋利用だと
充電出来る環境なので
モバイルバッテリーは
1回分だけで充分だったかな。
日数分は絶対にいらない。
(スマホのバッテリー状況に寄る)
後は通過する小屋で
お昼を食べると計画したら
朝のお弁当分も
荷物が軽くなったかな?
まぁ、それぐらい持てよ、的な(笑)
noteにずっと書き綴ってる事もあり
余韻が長らく続いてて
日々もとても気持ち良く過ごせてる。
山で得たこと、感じた事が
整理される時間でもある。
山旅の醍醐味だ。
山での全ての出会いに感謝。
有難うございました。
長いnoteも
最後まで読んでいただき、
有難うございました。
裏アカの更新に勤しむ💪
登山の後は
こんなメニューが食べたくなる。
魚のタンパク質、
しっかりチャージ出来た。
秋の冒険noteはここまでです。
「続きが楽しみ〜」
「読んでます!」
とか、声を掛けていただけて
めちゃくちゃ励みになっております。
有難うございます。
では又次のnoteでお会いしましょう。
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