厳冬期突入の赤岳(2899m)へ! 心が折れた初めての八ヶ岳 2023.12.2
noteへようこそ!
ヨガ指導員、マインドフルネス禅認定コーチの
成田レアです。
フィットネスインストラクターとしても
活動中です。
1ヶ月以上も山に行けてなかった。
奥穂高以来、、、
雪山シーズン目前の季節やんか。
どっぷりシーズンになる前に
『雪山ならし』をしておきたい頃。
そして " ならし " でなんで赤岳やねん。。。
ほんとは子供連れでも登り易い
北八ヶ岳の白駒池やにゅう山の
周回コースか天狗山のルートを
ずっと見ておりましたが
登山口まで通行止めになっていたり
年末登山の行き先にしておきたかったりで
八ヶ岳最高峰の赤岳になってしまった。
赤岳って、、、
消去法で行く所じゃないで🤪
帰ってから『12月にお勧めの山』という
YouTubeを見てたら
1位が赤岳になってた。
\ 嘘やろーーー /
という心の声!
今回の登山の厳しさを先にアピールしとこ(笑)
YouTuberさんは
☆この冬は攻めるぜ! とか
☆雪山いったるでー! という
気持ちの時には赤岳最高です。
と、話してはった😳
本気と書いてマジな気持ちで挑む山やん。
もう苦笑しかない。。。
ただ、直前の登山ログでは
『山頂には殆ど雪がまだなくて』
『軽アイゼンだけでいけた』
『登山口の駐車場まで普通に走れました』
とか書いてあったんだよね〜
浅はかな安心が生まれてた。
一晩で雪を積らせる事が出来るのが八ヶ岳⛰️
さぁ、今回の赤岳は
気持ちが先に折れる登山となりました。
体力は余裕があるのに
気力が全然付いてこない。
先ず、メンタルやられたのは
登山口まで後3kmまでの悪路。
岩ボコや穴ボコがランダムに続く道は
噂に聞いておりましたが、ほんと悪路。
この先の登山口に近い
赤岳山荘の駐車場まで行くか?
悪路の手前、美濃戸口の駐車場で手を打つか?
より安心なのは美濃戸口の駐車場。
ですが、そこから登山口まで片道約1時間。
往復2時間かかるんですよーーー
という事で真夜中に悪路へ。
うん、5〜10km / hで
穴ボコにハマらないように
すらないように、、、
緊張MAXで運転する時って
車に話し掛けてしまうよね。
『君なら(車の事)大丈夫だから』と。
謎の独り言、増えます。
悪路を進みながらも
(やっぱり2時間歩いた方が良かったか?)
(先に進んだ選択、間違ってないかい?)
と、兎にも角にも頭の中フル稼働させてるので
その後の疲労感がハンパない💦
おまけに、、、(泣)
最後に1箇所だけ凍結してた所があって(泣)
タイヤが空回りして登れなくて(泣)
20年前のトラウマが蘇る(泣)
No〜😱😱😱
パニックまでにはならず
その部分を何とかクリアーして着。
去年スタッドレスタイヤ、
買いましたよね?!
取り替えてから来やがれ!
もう、、、自業自得。
ここまでで気力を使い果たした模様💦
勿論即寝zzz...
のはずが
(帰りもあの凍結してる所、通るんやんな。
下りのあそこ、どうなるんやろ🥶)
と、恐らく大丈夫なんだけど
ネガティブな気持ちのままzzz...
神経高ぶったまま寝れる訳ない😭
20年前の心の傷、、、
癒えてねーな〜
デリケートな所、私にもありました。
多分この時点で登る気が失せてました。
疲労困憊の証拠に
右足のふくらはぎが攣りましたもん。
そこから痛みが治らず。
からの〜、登山スタート。
これ、やったらアカンやつやな。
足、攣った余韻を引きずりながらスタート🙅♂️
『美濃戸口』と『美濃戸』があって
登山口に1番近いのは美濃戸です。
実はもう登山口から
精神的ダメージが回復せず
ずっと
帰りたい
帰りたい
帰りたい
と思っていた。
こんな気持ちでどこまで登れるんだろう...
ってか、めっさ雪やん😨
そして、めちゃくちゃ美しかったんです。
想像以上の銀世界。
でも、引き返したい気持ちが拭えない(泣)
完全に気持ちが負けました。
それでも1歩づつ前に足を出すけど
(ほんまに登るんかなー)
←登りましたよ
(後で温泉入れてるんかなー)
←入れましたよ
(こんな所歩いてるけど
明日、普通にレッスンしてるよねー)
←しましたよ
(もう優しい山に行きたい。
高原のような優しい場所に。
年末の山は絶対優しくされたい)
←これ、無理っぽい
あー、弱っ😢
はぁ、、、
休憩場所の行者小屋が見えた。
・・・開いてねー😱
私と同じ情報を見て
軽アイゼンだけで来れるてた方々は
ここで引き返されてました。
そう、、、
装備がなかったら帰れたな。
と、捻くれた考え(笑)
私、装備持っておりました(複雑😅)
着けるか...
まぁ、装着するよね。
行ける所まで行ってみる。
登山口から行者小屋までは
とても登りやすくて
慣らし的にも良い道。
スポルティバの冬用の靴なら
ここまで軽アイゼンも無しで来れた。
ほんと優秀な靴👏
そして行者小屋から本格的な登りらしい。
もう何も考えずに進むのみ。
でも考えてしまう
(はぁ、まだ登るの?)
と。
岩雪登りが永遠に続き
こちらは黙々と登り続けるだけ。
しぶとい急登、、、
こちらもしぶとく進むけど心が折れる。
トレースがないよ〜😱
先人の方々の足跡、どこいったー?!
ってか先人の方、居てるよね???
私が本日お初の登山者はイヤだー
もうね、
風に吹かれながら
岩雪にしがみついて登ったり
写真を撮る余裕がなく
初めての山なのに
全然撮れてないんですよ。
山頂にある『赤岳山頂山荘』を目指そう。
山荘に辿り着ければ何とかなる。
やっと
やっと
やっと山頂着いたー‼️
赤嶽神社、のはず。
ほんとの佇まいはこちら。
はぁ、、、
来てもうたな、これたな。
水を飲もう。。。
げっ!
凍ってて吸えへんで!!!
命の水が〜😭😭😭
ザックの中に入れてる水は凍らず。
何事も経験だ。
でも水無しで下山決定とは心細く
赤岳山頂山荘で水を買おうと辿り着いたら
閉まってる。(辛すぎて写真撮れず)
ボー然😳
飲まず食わずの登山決定。
汗はかいてないけど
エネルギー不足が流石に気になる。
朝も食べてないというのはここだけの話🤫
水も昼ごはんも行動食のオヤツも
そのまま持ち帰りだ。
そんなタイミングで
救いの出会いがありました♡
先にトレースを着けていただいてた方と
閉まってた山荘でお話しが出来
そのまま一緒に下山していただける事に♪
(逆ナン成功👏)
人気の赤岳なのに
こんな日に限って人が居ない。
皆どこ行ったー?
水が飲めない私を見かけて
ザックからアミノバイタルを
授けていただきました。
超命の水、ゲット!
もうギュンギャン身体に
染み渡りました。
アミノバイタル最高⭐︎うんめーーー😋
下山の時、1枚だけ撮った写真です。
急登だった道を新調に気を抜かずに降りきり
分岐の行者小屋でアイゼンから
軽アイゼンに履き替えて
後はお話ししながら降りれるぐらいの道でした。
そして気付けば軽アイゼンがない!
外れてる。
恐らく切れたな🤪
山では色々ドラマがあり〼。
雪道って登りも下りも大変なのですが
スポルティバだから
何も着けずに下山出来たのかも。
「何やこの靴、めちゃくちゃ高いやんかー」
と去年吠えてた靴のおかげ様😇
心身共に疲れ切りながら下山出来ました。
攣ったふくらはぎ、よくもちました。
電池残量🪫11%はヤバいです。
気温が低いとスマホの電池は
減りがめちゃくちゃ早いのです。
なので最初からカイロと一緒に
スマホをポケットに入れてました。
が、途中でポケットに手を突っ込んでも
温かくないんですよ、、、カイロ(笑)
『マグマ』と書いてるカイロも
雪山では太刀打ち出来ず。
カイロも吟味せねばっ。
帰り道の悪路も凍結はなく
行きと同様5〜10km / hで穴ボコや
岩を回避しながら
「あー、最後まで気の抜けない山や。
もうここは2度と来ないけど、、、
次来ても悪路を進むんやろうなぁ(来る気)」
と独り言で悪態を吐きまくる(笑)
経験値、上がりました。
過去1険しかったかと。
でも、きっとこれは私のメンタルが原因。
帰ってからも強めのダメージが往なせず
Instagramにアップする事もせず
レッスンで会えた方々から
「帰って来れてたー、良かった〜」
と、声を掛けていただけました。
ご心配をお掛け致しました。
感謝。。。
そしてあんなに『次は優しい山に行きたい!』
と思ってたのに
帰りの中央道から見える山々に目を奪われ
あのポッコリ頭一つ出てる山、どこやろ〜
蓼科山かぁ、、、
あそこ、いいなぁ♪
とか思ってる。
ハマってるというのはこういう事らしい。
年末の山、めちゃくちゃ悩んでます。
初めて冬の山小屋泊がしたくて。
冬期に山小屋営業してる所は
限られてくるので絞られてきますが
後は私のメンタル次第。
今日のnoteはここまでです。
最後まで読んでいただき有難うございました。
又次のnoteで。
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