娘が初潮を迎える前に準備するべき5つのコト
こんにちは。READY BOXのブログ担当yukiです。こちらのブログではお家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。今回のテーマは「初潮」です。
生理の話題はいつから?タイミングを押さえておこう
初潮はその多くが10歳〜14歳頃に始まると言われていますが、いつ・どんな時に始まるかは人それぞれ。だからこそ、なるべく早いタイミングで生理がくることや体の変化について伝えておくことが大切です。上記の年齢が平均だとすると少なくとも小学4年生になる前には伝えておきたいですね。
とはいえ、「学校でも教えてくれるだろうし、、」「家でも教えるの?」と感じる方もいるかもしれません。そもそも生理や性教育の話題を親子間で話すことに抵抗がある方もいますよね。
ですが、そんな方にこそ、1つ知っておいて欲しいことがあります。実は学校教育では、生理用品の具体的な使い方を教わるのは、林間学校が始まる前(多くは小学5年生)など、学校によってはかなり遅いこともあるのです。
しかも、その内容もナプキンの使い方と捨て方など基本的なものを限られた時間の中で伝えることがほとんどですから、ナプキンの種類や、体の変化、対処法までカバーできるとは限りません。だからこそ、一番身近な保護者がなるべく早いタイミングでおうちで教えることをお勧めします。
ランドセルに「生理ポーチ」の準備を!
生理用ポーチ生理について基礎的なことを伝えられたら、次は準備です。様々な種類、大きさのナプキンがあるので、できれば一緒にドラックストアにいっていくつかの種類を購入してみるのもよいでしょう。
実際に生理は来ていなくても肌に当てて生活してみて、違和感はないか?など(化学繊維のものだと荒れてしまうお子様もいます)をあらかじめチェックしてみると安心に繋がるかもしれません。
自分に合ったものが見つかったら、いよいよポーチの準備。まずは3〜4枚のナプキンと、生理用ショーツが思い浮かぶかと思いますが、是非加えて入れて欲しいのがデリケートゾーン用のウェットティッシュ。おうち以外の場所で初潮を迎えた場合、性器や太腿あたりまで経血が漏れている場合もありますし、すぐに気づけず、経血が固まっている可能性もあります。そんな時に不快感を軽減できるとブルーな気持ちが少しでも解れるのではないでしょうか。その他にも、痛み止めや小さいゴミ袋(ゴミ箱がない場合や汚れたショーツを入れる用)などを入れられるといいですね。
もし学校や友達のお家で生理が来たら?対処法を考えておこう
物理的な準備ができたら、次は心の準備です。お家ならまだよいのですが、学校やお友達の家、遠足中、お泊り中などに初潮がきてしまったらどうすれば良いか?もしそのような状況になったら、生理ポーチがあるだけでは、対処できない問題も出てきます。例えば、「お友達のおうちでクッションを汚してしまったら?」「お泊り中に布団に経血がついてしまったら?」「遠足中で近くにトイレがなかったら?」などイレギュラーな場合にもまずは何をすべきか、どんなことならできそうかを一緒に考えておくと安心です。
パパへは伝える?本人の意志を確認しておこう
そして全ての準備が整ったら、最後は家族や親族、仲良しのママ友など、どこまで初経がきたことをオープンにしていいかを確認することです。
日本では、かつてからの風習でお赤飯を炊く、など本人の同意なく第三者に初経がきたことを伝えてしまうケースがありますが、本人の体に起きるすべてのことは本人に決定権があります。これは大切な人権です。
だからこそ、気付かぬうちにお子さまを気付つけないよう、あらかじめ話し合いができるといいですね。性別関係なく「生理ははずかしいものではない」「話すのは普通なこと」などと認識ができていればよいですが、もしそうでない場合は、特に異性のパパに伝えることなど、お子様によっては嫌悪感を感じるケースも少なくないため、注意が必要です。
生理痛・PMSなど、生理に伴う心と体の変化を伝えておこう
最後に、生理の対処法だけでなく、その周辺に起きる心や体の変化にも触れておきましょう。生理前のイライラや気分の落ち込みも、あらかじめ知っておけば「生理前だから仕方ない」と自分の気持ちをコントロールできたり、リラックスする方法を考えておくこともできます。また、人によって生理に伴う体の変化は様々ですから、生理がきた際には、自分にはどんなことが起きるのかを記録して、症状がひどい時には無理せず病院にいけるよう声かけができるといいですね。
いかがでしたでしょうか?お子さんにとって初めての生理が少しでも安心できるよう、親子で準備ができるとよいですね。今回のブログが、初潮前のお子様を持つ方にとって少しでもお役に立てれば幸いです。次回以降も、家庭教育で役立つコンテンツをお届け予定です。疑問や感想など、ぜひコメントお待ちしております!
【この記事を書いた人】
・三上ゆき(READYBOX副代表・ライター)
2018年新卒で㈱LITALICOに入社し、発達障害をもったお子様の授業プランニングなどを担当。その後転職し、㈱リクルートにて法人営業を3年間担当。現在はフリーランスとして活動している。
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