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2025年ムーチーの日

沖縄では旧暦の12月8日に、健康や厄祓い、無病息災を願って月桃の葉に包んで蒸したお餅「ムーチー」を食べる習慣がある。

この日が近付くと、スーパーには餅粉や月桃の葉がたくさん並ぶ。ムーチー包む時に結ぶビニール紐も各色並ぶのが個人的ツボ。
(昔はヒモも月桃の茎の部分を薄く削いで使っていたらしいけど、今は多くがビニール紐)
もちろん作られたムーチーも並ぶ。

我が家では、県外に住む親兄妹に送るため毎年たくさん(150個ほど)作っているのだけど、できあがりの風景は圧巻だ。
蒸している時間は月桃の香りが家中に広がっていて癒されるし、蒸したての柔らかいのを味見と称してつまみ食いするのがたまらなく好き。

味は黒糖、紅芋、トーナチン(タカキビ)、田芋などなど。各家庭によって餅の硬さや甘さはそれぞれなので、昔から食べ慣れている家のムーチーがなんだかんだ一番好きなのは県民あるあるなのでは?と思っている。
もしくはお気に入りムーチーをひそかにもっているのではと思う。

ムーチーがだいぶ市販されるようになっているが
(数年前からはコンビニにもあって驚いた)
作る家庭はどれくらいあるのだろう?
うちは両親が積極的に作っているので、もうしばらくは親の作るムーチーの恩恵を受けていようと思うけれど、この習慣は絶やさず続けたいと思う。

小さい子供とも楽しめるし、身近に文化を感じられるこの習慣が好き。何よりムーチーがおいしくて大好き。

他の家庭のムーチー事情やムーチーあるある話なんて聞いてみたいなぁ。

今年もおいしいムーチーが食べられて幸せです。
2025年も家族が健康に過ごせますように。

蒸す前のムーチーたち
黄色い紐は黒糖味なのが我が家の決まり
黒糖ムーチー
いつかの大量ムーチー

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