【抑うつ】俺は誰だったのか?

僕が抑鬱を発症する前は、比較的明るい人間だったように思う。友達も多かったし、それなりに他人との関係をうまくできていた。

そんなに精神的な悩みも多くなかったと思う。
それぐらい割と平然に日々を送っていた気がする。

言ったら、表向きの自分だな

あくまで人に見せるための自分、それが本当の自分だと思っていたんだけど、抑うつの症状が出だしてからその自分は偽物なのだと気づいた


わかりやすく言ったら、人に嫌われないために演じていた自分である

その自分があまりに抑うつ状態の自分と離れていたため、最初抑鬱になった時はあれ本当の自分てどこに行ったんだろうって感じだった


暗い気持ちになる事は、そりゃいろいろあったけど、まさかこんなに根っこから腐ってしまうような感覚はなかった

なので、抑鬱になってからは極端にネガティブなことを考えるようになった。でもそれはもともと僕自身が持っていた要素なのかもしれないと思った。まぁ明るく振る舞っていたけど根暗だった部分もある。

実際、生活をしている上で、周りにネガティブだって言われる事はすごい多かったので、そういう要素は持っていたんだと思う


でも、病気が悪化したときに、抑うつ状態のこっちが本当の自分なんだなぁと思うようになってきた


自分がずっと押し殺してた感情、向き合おうとしなかった感情、それが抑圧されてこうなってしまったんだから

環境要因で抑圧せざるを得なかったっていうのもあるけど


我慢のしすぎだったんだと思う。もっと言いたいことをズバズバ言えばよかったと思う。ずっとそれをこらえて我慢して相手を傷つけないと気遣ってきた結果がこれだ。


だから今でも自分がただ外れくじを引いたんだなぁと思っている。周りの人間はとっても自然にそれができるんだろうけど、自分にとっては人に意見を伝える事は相当勇気を出さないとできないことだったから。


だから、自分の内側に、いつも暗い感情があったのだと、今になってわかった


その自分も本当の自分だし、紛れもなく自分自身であるし、言えなかった言葉、我慢したいろんな気持ちが臨界点を超えて化け物に変わってしまったんだと


それが抑うつだった


その化け物は僕の背中にのしかかって離れない

でも、別に僕が嫌いだからそうやってるんじゃなくて

僕が危険なところに行かないように、のしかかってくれてるんだと思うの

そしたら、その抑鬱って言う化け物が可愛く思えてきたんだよね


これからも仲良くやっていくけど、あまりに大きくなりすぎないようにあげる餌はノンカロリーでやっていこうと思う


まぁ、そんなどうでもいい話である

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