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セルフエンクワイアリー
僕はラマナマハリシというインドの聖者の本を持っている
もともとインド哲学を勉強することが好きだったんだけど、その流れでラマナマハリシの本も手に入れた
多分、ヒンドゥー教の人なんだけど、深い悟りを開いた人と言われている
その人が言うには
すべての思考は、私と言うエゴから出てくると言う
思考が起きたときに
それはどこから来たのか
それは誰に起きたのか
と、言う問いを入れると
思考は、自然に『私に』となるだろう
その後、私は誰か?と言う問いをすることによって
思考は、元の場所に帰ることができる
それが極まると、悟りの状態に入るということです。もちろんその他にもいろんな条件はありますが。
そんな問いのことをセルフエクワイアリーといいます
僕は一時期これを何度も試していました
そうすると、思考の暴走が収まって、だいぶ精神的に楽になったことを覚えています
常に思考が起きたときに、反射的にそれは誰に起きたのか?私は誰か?という感じで、心で問いを入れると言った感じです。
実際自我っていうのはこの私って言うものを主体にして、水槽に浮かぶ泡のように出ては消え出ては消えをしています
ほとんど私たちの問題は、この自我って言うものを強く持っているから起きるんです
この自我が薄まれば、そして徐々に消え去れば、そこに悟りがあるんですが
なかなかそう簡単にはいきません
自我があり、そこに強い信念が絡んできます
この強い信念、こうでなければいけないなど
その信念も、少しずつ緩んでいく必要があり、その信念を信じている自我も緩んでいく必要があります
私は誰かと問うことで
自我は必然的に観察される状態になります
心の中では、観察をされると、自我は小さくならざるを得なくなります
そういったプロセスで、自我って言うものは、元の真我の場所に帰るらしいです