第六十六話 Who's bad?（ＢＡＤ/Michael Jackson）
【KING OF POP】
このフレーズに当て嵌まる唯一無二の存在
マイケルジャクソン
他を見てもまず見当たらない
どうしても
昔のイメージもあるが
そんなことはどうでも良い話
世界的にこんなに有名で
歌が上手く踊りも冴えてる人はいない
初めて出会ったのは高校生
そう、クソヤンキーとチーマーばかりのあの高校
同級生にアメリカ被れの奴がいた
めちゃ細い体してんのに
太とか言ったな
みんなからふとちゃんとあだ名つけられてた
この太はクラスの成績順で自分と1、2を争った仲である
アメリカ被れはいいすぎだが
1988年の18歳くらいにすでに
hip-hopにも詳しく
アメリカのスポーツ（MLB.NHL.NBA.NFL）に
とても詳しかった
バンドブームで教室で
ギターやベースを弄っている自分達とは
一線を引いた存在でいた
ファッションも普通に高そうなスタジャンとか着てたしな
特にお気に入りが
MCハマーが応援してた
Atlanta Falcons
だった
そんなアメリカ被れのふとちゃんから
教えてもらったマイケル
MTV
とかで、流れたのよく覚えてます
で、出てきたのは
【ＢＡＤ】
キャプテンEO以来の
革一択の全身
色が白から黒になっただけの感じ
元々はプリンスとのデュエット曲として制作されていたんだけど
プリンスが「僕が参加しなくてもこの曲は売れるよ」と言ったことからデュエットは中止となる
実際「バッド」はビルボード Hot100チャート1位という結果を残す
オリコン洋楽チャートでは1987年9月28日付から通算3週1位を獲得
ストーリー性もあり
喧嘩を売る白人達に対して
喧嘩する相手間違ってるぞ
誰が1番悪いかわかるか？
的なPVになっている
実は
私服警官に強盗と間違えられて射殺されてしまった青年の実話を基に制作されたのである
18分に及ぶショートフィルムが話題となった
ショートフィルム
ショートフィルムは私服警官に強盗と間違えられて射殺されてしまったハーレム出身の私立高校生、エドマンド・ベリーという青年の実話を基に制作された。
監督はマーティン・スコセッシ、脚本にリチャード・プライスを迎えて、1986年11月ニューヨークで撮影された。
マイケルはスコセッシ監督の作品を「ニューヨーク・ニューヨーク」しか観たことがなく、本来はジョージ・ルーカスかスティーヴン・スピルバーグに頼みたかったらしい。
ドラマシーンは白黒で、ダンスパートはカラーという不思議な構成になっている。マイケルはダリルという役名で出演していた
共演者に、不良グループのリーダー役でウェズリー・スナイプス、マイケルの母親役（声のみの出演）にロバータ・フラックも出演。
治安の悪い地区での撮影では、地元住民からマイケルに罵声が浴びせられることがあった。そんな時、共演のウェズリーはボディガードとなってマイケルを守ったという逸話がある