第七十八話 狂ったピエロbad blood 燃える血を忘れた訳じゃない(悪の華/BUCK-TICK)
遂に
遂に
登場です
『BUCK-TICK』
80年代を席巻し一大ブームを巻き起こし
バクチク現象なる
言葉が出るほどの人気を博した
BUCK-TICK
1984年春に非難GO-GOを結成
急進的なハードコアバンド「ザ・スターリン」のコピーバンドで服装とメイクを取り入れ
同年夏頃、オリジナル曲を作り始めたことからBUCK-TICKに改名。
インディーズ活動を経て、1987年11月にアルバム『SEXUAL×××××!』をリリースしメジャーデビューを果たす
1989年にリリースした4枚目のアルバム『TABOO』でチャート第1位を獲得
櫻井が掲げるゴシック調の色が強く出ていた
しかしバンドの音楽性はオルタナティヴ、エレクトロニカなど、ポップスを主軸に様々なジャンルに変化し続けている
アルバムごとに異なるアプローチを打ち出したりして幅広い層を取り込んでいる
1980年代後期のバンドブーム期から解散することなく(1989年に、今井がLSD所持で逮捕された時は「謹慎」として約半年間の活動休止はしている)
メジャーで活動を続けており、メンバーの脱退や加入などもメジャーデビュー以降一切行われていない
後のヴィジュアル系バンドやアーティスト達に多大な影響を与えたのはいうまでもない
バクチクに最初に会ったのは
高校生の時
そう
あの高校である
先述も記したが
PACHPACH R&Rという雑誌の
ヴィジュアル系担当のライターを
姉に持つ同級生の影響である
当時は、
CD全盛期
ダブルカセットレコーダー時代から
CDのついた
『CDIAN』
という、SONYから出した
ポータブルコンボのCMに
バクチクを起用し
空港を髪の毛を逆立て黒のエナメルの衣装で
シーディアンを担いで闊歩するCMだった
後に
バクチク現象の起こすきっかけになった映像である
大いに
話が逸れたが
この
「悪の華」
今井寿、LSD所持で逮捕となり
謹慎明けに
東京ドームで2DAYS
ファンで溢れかえった大熱狂の中
悪の華がらかかる
この頃から
ボーカルの櫻井君は
髪を下ろし
ロン毛で、かっこいいあっちゃんになった
このドーム公演にて
LSDの作用なのか(笑)
緊張なのか
今井くん
サビの後のギターソロの、最中
ギターの弦を3本切るという
アクシデントに見舞われた
しかし
なんとかチョーキングで乗り切り
演じ切ったのである
近代稀にみる
事故である
そんな思いでもあるこの曲は
バクチクの中でも
4枚目のアルバム『TABOO』(1989年)リリース後のコンサートツアー中に今井くんの不祥事で半年間の活動休止に至った後の活動再開第1弾作品
リリース間近に迫っていた同名アルバム『悪の華』からの先行シングルである
映画『気狂いピエロ』(1965年)の世界観を表現した歌詞が特徴となっている。
本作はオリコンチャートにて初登場1位を獲得し、シングルとしてはバンド初であり唯一の1位獲得作品となった
映像に残ってるかどうかだけど貴重なライブだったはずだ(あったよー)
元々ドラムであったあっちゃんは
無類の愛猫家で、ファンクラブの会報やバンドのオフィシャルサイトには愛猫(くるみちゃん、まるちゃん)の写真が頻繁に掲載されている。
また、ツアーグッズでも愛猫をモチーフとしたグッズが制作されている。
しかしながら、櫻井自身は猫アレルギーであるというのは笑える
2023年10月19日23時9分、脳幹出血のため病院で死去した。
57歳没。
同日、KT Zepp Yokohamaで行われていた公演で1曲目を歌い終えたところでふらつき、3曲目「絶界」を歌い終えたところでスタッフの助けを借りて退場し中断、櫻井は病院に搬送され帰らぬ人となってしまった
バクチクは大きな物を失った
メンバーチェンジもなく
ここまでこれたのもあっちゃんのおかげだと思う
バンドは四人になっても
5人でバクチクだぁーって言ってたな
あっちゃん永遠なれ!!!!
余談ではあるが
息子の遠野遥は2020年第163回芥川賞作家である
あ、忘れてた
ギターの星野英彦のこの曲も聴いてみてね
あっちゃんソロもね
かっこいいぜー
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