第六十四話 With your bitch slap rappin’ and your cocaine tongue(You Could Be Mine /Guns N’ Roses)
『You Could Be Mine 』
さてさて
今日は誰もが知る
Guns N' Roses
である
映画
ジェイムスキャメロン監督の
『Terminator 2: Judgment Day』
ご存知、ターミーネーター2の主題歌になった
曲である
ターミーネーター史上1番売れた映画である
全世界で5億2,000万ドルの興行収入を記録したのである
シュワちゃんのキャリアの中で1991年最高の興行収入を記録した
内容は
ざっくりと言うと
前作ターミーネーターから引き継いではいるが
以前とは異なるターミーネーターである
未来から送られ、サラを殺しに来たT800は
今度は味方でサラの息子を守るために彼の父親からの命令で送られ、更にその息子を殺しに来たT1000と戦うという話である。
シュワちゃんの見かけはほとんど変わらないが
良心の芽生えたターミーネーターに見えた
物語自体も
とても面白くすぐに引き込まれてしまった
この映画には
色々いろんな裏話がある
T1000のロバートパトリックは俳優の下積み時代が長く
当時この映画に大道具で参加していたが
監督のキャメロン『そこらへんちょっと走ってみろ』言われ全速力で走った結果、抜擢され出演が決まったとか
サラコナー役のリンダハミルトンは
物語大詰めのシーンで
T1000が扮したサラがもう1人出てくる
そのシーンはCGでもなく合成でもなかった
それはなぜかと言うと
リンダは実は双子だったんだ
Wikiから引用ではあるが
""一卵性双生児の妹であり、『ターミネーター2』の1シーンで姉レスリーと共演する。クライマックスでサラと、サラに擬態したT-1000が同時に画面に出るシーンがあるが、手前のT-1000をリンダが、奥のサラをレスリーが演じ、バストショットになる際はリンダが演じている"""
と書いている
話は映画ばかりになってしまったが
ガンズに話を戻そう
この歌
作詞・作曲は
メンバーのイジー・ストラドリン(g)
アクセル・ローズ(vo)
歌詞には、アクセルが影響を受けたというエルトン・ジョンの楽曲「僕もあの映画をみている (I've Seen That Movie Too)」のタイトルを元にした部分が垣間見える
実はすでにファーストアルバムの時点で
『Appetite for Destruction』
の頃には出来上がっていた曲だったとか
しかし、アルバムには
『Use Your Illusion II』
に収録され
『Use Your Illusion I』
と、共に2枚同時発売された
ガンズと言えばアクセルだがやっぱりこの手の
歌い手はイカれてるのも多い
With your bitch slap rappin’ and your cocaine tongue
You get nothin’ done, I said, you could be mine, aw
『お前はマトモじゃない、耳をつんざく喚き声、ラリった言葉遣いお前には何も通じない、本当に、俺のものになればいいのに』
タイトル通りに本当イカれてる歌詞だしね
スキッドロウのセバスチャンもそうだしね
しかしアクセルは
スキャンダラスなイメージが先行しがちだが、
ボーカル能力としては変幻自在である
曲に合わせて高音域から低音域まで幅広く使い分けることができる柔軟性を持ち合わせており
ソングライティングは、「ノーヴェンバー・レイン」や「イストレインジド」といった長編バラードを得意なのである
因みに「ノーヴェンバー・レイン」は、15歳の時に作曲したものである
ガンズは
元々
トレーシーガンズが率いる
『LA guns』
イージーとアクセルのいた
『Hollywood Rose』
が合わさって出来、名前も前バンド名を合わせて
『Guns N' Roses』
となったがメンバーは長続きせず
LAガンズのメンバーは早々に脱退したのである
何度かのメンバー交代を経て
現在も続く
レジェンドバンドなのは相違無い
この曲は
やっぱりガンズというより
シュワちゃんのターミーネーターになっちゃうけどね
そうだ今度はスキッドロウで描くかな