第十三話　無慈悲な指が爪を立てる前に（no pleasure/soft ballet）

高校3年になると聞いてきる音楽が少し変わって来た

隣の女子高と合コンして仲良くしてた女の子から
これ知ってる？って話されたのが初めてだった。

見た目、パリコレ的な格好と男とも女ともわからない
そんな感じがしていた

２０周年の時

早速　
井の頭線の池の上の行きつけのレンタルCD店にて
借りてみた

YMOを彷彿とさせるデジタル音の嵐

特徴的なサウンドは当世のテクノ・エレクトロニカに主軸を移しつつ、IDM、アンビエントなどの要素を取り込み始め、電子音楽的な冷やかさと無機性を持ったサウンドを作り出していた。唯一無二のような衝撃を受けドップリと嵌まってしまった

そんなライブを観に行くお金も行動力もなかった自分が
バイトでお金を貯め、有明コロシアムまで観に行くようになってた。変われば変わるもんだ
その中でも大好きなフレーズがこれだった

『無慈悲な指が爪を立てる前に〜♬』
意味わかんないけどカッコよく聞こえたんだろうね

そのバンドはその後、自分には多大なる影響を及ぼし　
今でも聴き続けている。

PS
このソフトバレエというバンド
rockとdanceの融合を歌った先駆者だったね
ダンスコンピレーションアルバム
『dance2noise』に参加し、これがきっかけで
藤井真輝はバクチクの今井寿とshaftを結成した

その後、バクチクと一緒に共演し
バクチクの楽曲にも影響与えてたのは言うまでもない。

shaftは歌詞はないがインストで
かなり変態的な音だから（笑笑）