けんけつちゃんと振り返る2024年(随時更新)
1月
・小林研一郎のチャイ5を聴きながら年を越す。ジルベスターコンサートは聴き手側もなぜかすごく緊張してしまうので年越しのカウントダウンの高揚感と合わないと思うも、今年はきっぱり決まった。良かった。
・北海道の田舎の山奥でひっそりとTwitterを始める。初めて自分の投稿にいいねがついたときのめちゃくちゃな嬉しさ。
・年末にBSでやってた「クーリンチェ少年殺人事件」を観た。4時間もある台湾映画、途中辛かったけど観てよかった。
2月
・部活の先輩のつてで、道東のオーケストラへエキストラとして参加する。打ち上げに行き並外れた鯨飲馬食を繰り返すも、高校生ということでお代をチャラにしてもらう。しかし演奏を頑張ったことで最終的には評価値プラスで帰ってくることに成功。
・Twitterを始めてひと月ほど経って、早くも安定したいいねをもらうコツを覚え始める。
・筋肉少女帯に出会う。「仏陀L」と「レティクル座妄想」ばっかり聴いていた。中でも「レティクル」は衝撃的で、今でも初めて聴いたときの感覚はありありと思い出せます。
3月
・HASAMI groupというインターネットの音楽集団を知る。
・私立恵比寿中学がやってる劇団、シアターシュリンプの8年ぶりの新作「マイスイートリトルラッキーデイ」のために遠路はるばる一人で東京に遠征する。人生初遠征。爆発的に面白い舞台だった。
・プログレを聴き始める。最初はピンクフロイドとかをカッコつけて聴いていただけだったけれど、イエス「危機」に出会ったくらいから、どんどんプログレ沼にのめりこんでいく。今は全身沼に浸かっている。逆に浸かりすぎていて今自分が沼にハマっているのかどうかすら分からない。
・部活の演奏会の兼ね合いで福岡へと旅立つ。空いている時間で椎名林檎が高校時代に通っていたとされている洋食屋に行くなど、林檎班員にふさわしい福岡の時間を過ごしました。
4月
・毎朝の通学時間を有効活用しよう!!!と思い立ち、ハイドンの全交響曲を聴く試みを始める。ちなみに合計すると104曲あります。この月は大体全体の25パーセントくらい、いわゆるモルツィン伯爵家時代とエステルハージ家時代の作品を主に聴く。急なマニアッククラシック小話ごめんなさい。
・Twitterが自分の日常になってくる。もはや自分の日常をTwitter向きに改変するようになる。
・4月も末の頃、チカホでやってた「タイトル未定」というアイドルのフリーライブに参加。完全な野次馬根性により参加。しかしライブを観たあと状況は一変。そのグループの川本空というメンバーの方にノックアウトされる。そして、
5月
・川本空さんにすっかり心奪われた私は、そのままタイトル未定の現場に通い始める。しかし3現場目が推しの卒業公演という、冗談のような展開で札幌地下アイドル街道を驀進していくのであった。
・特典会の列に並んでいる間にデカルト「方法序説」を読破する。
・彼女ができる(初)
・札幌交響楽団の定期演奏会に行く。井上道義先生のタクト。曲は武満や外国人作曲家の現代作品とラヴェルのボレロという攻めた選曲で身構えていたけど、繰り広げられたのは圧倒的なショーの世界。詳しいことは各自で調べてくださいとしか言えないけど、「全身で楽しんでください」という道義先生の言葉に納得でした。
・えびちゅうの名刺お渡し会に参加し、桜井えまさんと初めてお話しする。以下当時のツイートです。すごく気に入ってる文章。
・2週間も経たずに彼女と別れる(初)
6月
・えびちゅうの春ツアー in 札幌に参戦。地方住みの身からすると1年に1回だけえびちゅう様のパフォーマンスを生で味わうことが出来るこの地方巡業。今年も楽しませていただきました。今年は新しいアルバムも出されて、えびちゅう的には大きなブレイクスルーの年を目指していたのだろうと推測されるけど、そんな気概をステージの至る所から感じました。Twitterでずっとお見掛けしていた方ともお会いできて思い出深い公演でした。
・ハイドンの交響曲全部聴く。通称「キクルス」。30~60番台に突入、疾風怒濤期と呼ばれるほどアグレッシブで先鋭的な作品が並ぶ。毎朝聴く分にはこの時期が一番楽しかったかもな、と回想してみる。
・川本空さんのことがまだ忘れられないでいる。というか出会ってから過ごした期間が短すぎたせいで、もう少し覚えていたかったという気持ちのほうが大きい。
7月
・彼女ができる(2か月ぶり2回目)
・ひと月半ぶりくらいにタイトル未定のライブへ行った。アカプラでやってたタイトル未定主催のフリーライブ。3人のパフォーマンスは見慣れない部分もあったけど、まだまだ応援していたいと思うなどした。
・その次の日のコスプレライブでBYBBiTというグループの竹内りおんさんというメンバーの方と初めてチェキを撮った。男子高校生のコスプレしてて、かっこよくて聡明で、思い返すだけでどうにかなってしまう。
・外山滋比古先生の「知的創造のヒント」を読破する。それなりに思春期を迎えて世界と自分の距離感に苦しむ中で、その葛藤を例えば文学などに転写しようとすると、全く何も浮かばない、自分には知的創造なんてできないのではないかと考えていた時期に、こういう頭のいい人の頭のよさに触れられて助かったと思っている。
・札幌演劇シーズン全通計画スタート。最初に観たのは、札幌ハムプロジェクト「カラクリヌード」。あまりの素晴らしさで観終わったあと暫く動けなくなる。
・カラクリヌードの帰りで彼女に別れを告げられる。
・2週間も経たずに彼女と別れる(2か月ぶり2回目)
8月
・所属しているオーケストラの関係でこの夏はたくさんの演奏会に出る。笑えないほど多忙だったが、忘れられないほど感動的な響きを何度も体験する。
・そんな血で血を洗うようなスケジュールの中にいるにもかかわらず、アイドルの現場と演劇に通い詰める。アイドルの現場は5tpm(times per month)、演劇は7tpm。よく分からない単位を作らないでください。
・どんどん竹内りおんさんのことが好きになっていく。
・特に行ってよかった舞台は、人形浄瑠璃あしり座『寿式三番叟』『伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段』『釣女』@かでるアスビックホール。人形浄瑠璃なんて観た経験全く無かったけど、すっごく楽しかった。人形浄瑠璃って現代人の感覚からしても完成された芸術だと思う。特に「釣女」という作品は凄い。しょうもないあらすじなんだけど、人形が演じることによって物語が輝き出すんですよ。腹抱えて笑ったもの、ぜひ生で観てほしいです。
・8/31にのと☆えれき「葉桜とセレナーデ」を観に行ったことで札幌演劇シーズン全通達成!全部行くことを目的にしたくないとは思っていたけど、全部行って良かった。
9月
・ここら辺から受ける模試の量が増えてくる。辛くなってくる。
・8月で溜まった疲れを洗い流すかのようにアイドルの現場に通い詰める。曲も色んなグループも大体覚えて、驀進してきた札幌地下アイドル街道の道のりを振り返る。
・7月に観て感銘を受けた舞台、「カラクリヌード」の若者ワークショップ公演を観に行く。ダブルキャストどちらも観に行く。
・シティボーイズのDVDBOXを入手して毎晩のように観ていました。特に「愚者の代弁者、うっかり東へ」の厭世的な雰囲気が気に入って、鬼リピ(鬼のようにリピートするの略)していました。いとうせいこうの女役の良さを感じるなど。
10月
・ついまいんく沖縄遠征を横目に見ながら、自分も修学旅行のパッキングを進める。
・修学旅行へ旅立つ。
・東京自主研修で秋葉原のメイド喫茶へ行く。
・そしてその後、蒙古タンメン渋谷店さんで蒙古タンメンを食べる。念願の!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ほんとに念願の!!!!!!!!この動画めちゃめちゃ好きなので。
・修学旅行から帰ってくる。
・いろいろあったけどハイドン全交響曲聴き終える。最後の交響曲(104番)は全部聴いたことへの感慨もあって、胸を熱くしながら聴いていました。
11月
・竹内りおんさん生誕祭@moleへ行く。人生で初めてのアイドルの生誕祭。本当に本当に楽しかった。ライブハウスいっぱいに愛が満ち満ちているようなそんなライブで、生誕衣装も素敵で、この人を推せて幸せだなと心の底から思いました。特典会では「あなたに出会えて私は幸せ者です」みたいな激重なことを言いました。返答は教えません。
・南野陽子にハマる。
・演劇を観に行くペースはそれなりに落ち着いてきたけど、この月はヨーロッパ企画「来てけつかるべき新世界」を観ました。場所はカナモトホール。今やテクノロジーは当たり前のように私たちの生活の大黒柱となり、シンギュラリティという言葉も盛んに叫ばれるようになりました。テクノロジーはどんな兵器よりも、日常を脅かす危険性を秘めているでしょう。そんなテクノロジーと私たちはどう暮らすのか、取り込まれることを良しとするか、共生の道を探すか、はたまた拒絶するか。もちろん正解も不正解も存在しないでしょうが、加速する現代では何かを選び取らなければ前に進むことすらできません。そんな葛藤を、大阪の新世界の鄙びた串カツ屋の店主と常連客達も繰り返します。こんなことばかり言うとまじめに聞こえますが、コメディとしても超一級品の内容で最高の舞台でした。観終わった後に「あー!面白かった!」と言えるすがすがしい作品でした。
12月
・Ⅿ1の準決勝をわざわざ江別のイオンまで行って観に行く。観れてよかった。
・限りなく白くさんも気になりだす。今思ったけどBYBBiTと限りなく白くはぴったり180度対になるグループなのね。
・札響の第九を聴きに行く。やっぱり第九は凄い。個人的にあの曲は対位法を楽しむ曲だと思う。
終わりに
お読みいただきありがとうございました。壁打ちみたいな文章でしたね。みなさんも少しはけんけつちゃんのことが好きになってきたのではないでしょうか。
ちなみに私の来年の抱負は「将来を見据える」です。