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急に興味が無くなるのは良い体験
・将来のことを考えた時今ままで趣味だったことがふと、それまでと同じように興味が持てなくなった。
・今まで全く興味がなかった料理や恋愛、観光やジムに関心が生まれ、逆に今までずっと慣れ親しんできたものへの関心が失せてしまった。
・寂しさを感じ、後ろ髪を引かれ、新しい環境に飛び込むことに不安を感じている。
このような体験をしたことがありますか?
夢
それを体験した後に何も残さない、後ろ髪も引かれない、後悔もしない、そういうこだわりのない心持ちのことを夢と言いました。
人生は夢のようなもの
スポーツも、恋愛も、家庭も全部一緒です。私たち人間が生きている間にやる活動は全部夢みたいなものです。もっと言うと、人生そのものが夢なんです。
その夢が覚めて、
「あれ?あの夢中になっていたことはなんだったんだろう?」
大切なのは何かと言ったら、泡みたいな夢 を人間は生きているんだと自覚しているところです。この夢のような人生を、『 絶対普遍の現実/一切覚めることの無い真実 』なんだと錯覚を起こしてしまうとは仏教ではとても危険視されています。今後ものすごい悩みや苦しみが襲ってきて、逃れることが出来なくなってしまうからです。
思い出は心の中にあり
いい夢を見ている時は
「この夢から覚めて欲しくないな」と思いますよね。
美味しい料理を作って誰かに
「ああ、すごい美味しかったね」
と言われると、3年後ぐらいにまた思い出した時料理を作った自分、そして料理を食べた人は心の中にあり、現実に見せることはできません。
悩みや苦しみから解放される
苦しみや悲しみに少しポンと押してあげたりとか、ヒュンと壊してあげたり、穴を開けたり、何かしら変化をすることによって「ああ、私の抱えてるこの夢、この悩み苦しみは永遠に変わらない苦しみではなくて夢みたいなもんなんだ」と言うことに気づいて頂きたい。
一つの夢を生き切る
「自分はひとつの夢を見終わって、卒業したんだ」
そう自分に言い聞かせて欲しいなと思うんです。
今後も人生の中で、
じゃあ、その夢のような掴みどころのない人生を生きるなんてまっぴらだと自分で自分の命をたってしまう人もいますが、それもまた間違いです。
私たちの頭の中にある様々な夢を、生きてることをしっかり自覚しながら、ひとつの夢を生き切るという事をする。それが生きるということなんです。
夢が覚め空虚感とか、なんとなく寂しいよう状態はむしろ良い感覚なんです。
これらは非常に高度な話になります。
人生の真実を見る体験をぜひ忘れないで頂きたいと思います。これからも頑張って、楽しんで、明るい人生を生きていただけたらなと思います🙏
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