子どもキャラバン in コミセン こども館
松山東雲女子大学 子ども専攻では地域の子どもたちと交流することを目的に、「子どもキャラバン」と称して、地域の園などでパフォーマンス活動を行っています。
この活動は「子ども表現演習」の履修している学生が、自分たちで企画・運営しています。
演目を決め、台本を作り、立ち位置などを決め、空きコマも使って練習を重ねています。
学生はこのような実践経験を積むことで、将来、保育者として自信をもって巣立っていくことができます。
2024年12月21日、松山市総合コミュニティセンターにて子どもキャラバンを行いました。
今回は松山市文化・スポーツ振興財団との連携事業の一環です。
11月に松山東雲短期大学 保育科による「こども運動教室」を行いました。
運動教室が “ スポーツ ” 部門の連携事業、今回の松山東雲女子大学 子ども専攻による「子どもキャラバン」が “ 文化 ” 部門の連携事業 ということになります。
12時10分からの公演に向け、11時頃から準備・リハーサル。
今日の流れは
12:10~12:25 子どもキャラバン 公演
12:30~12:45 「ねこじゃらテクネ」さんによる人形劇
12:50~13:25 「ねこじゃらテクネ」さんによるワークショップ
「ねこじゃらテクネ」さんは、
ファミリーで楽しめる人形劇やコンサート、発表会、ワークショップなどのイベントを企画・運営されています。
子ども専攻の学生はワークショップのお手伝いもします。
保育を学ぶ学生にとって、今回のように子ども向けの人形劇やワークショップを熱心にされている団体とコラボレーションすることは、貴重な学びの機会となります。子どもたちへのアプローチ方法や表現力について、実践的なスキルを身につけることができるためです。
リハを終えた皆さんは控室へ。
時間までワークショップで子どもたちと作成するパペットを作成してみます。
本番ぎりぎりまで作っていました。
もうすぐ始まるというのに、みんな全然緊張してない様子。
この余裕は場数を踏んできているから?
3年生は、実習も経験していますし、「子どもキャラバン」としては、幼稚園やこども園での公演を経て、これで3回目です。
これまでの経験が確かな手ごたえとなっているからこそ、落ち着いて臨めるのではと感じました。
演目は
・手遊び「まほうのじしゃく」
・パネルシアター「どんないろがすき」
・体操「バナナくん体操」
保育科や子ども専攻の取材をしていて、『どんないろがすき』を題材にしたパネルシアターや絵本の読み聞かせを何度か目にする機会がありましたが、子ども達が「あかー」「あおー」と指をさし、問いかけに元気よく答える姿がとても微笑ましいです。もちろん、他の出し物にも楽しそうに反応しているのですが、色に関する内容が特に子どもたちの興味を引くように感じます。
人間は情報の80%を視覚から得ているといわれ、その中でも「色」に関する情報はさらに80%を占めるそうです。幼児期の子どもたちにとって、色が脳の活性化に大きく寄与しているとのこと。「色」という存在の大きさを改めて感じますね。
バナナくん体操はキャッチーな曲で、「バナナ~、バナナ、バーナナ ♪ 」のフレーズが一度聴くとしばらく頭から離れません。
学生の皆さんお疲れさまでした!
いつも素敵な公演をありがとうございます。
1月中旬には市内のこども園で公演を行います。
この授業は終了しますが、4年生になっても有志で活動を継続するそうです。
また、2025年11月には中・四国保育学生研究大会で「子どもキャラバン」についての発表を行う予定だそうです。引き続き頑張ってください!