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【花とゆめについて語りたい】


20年〜25年前頃の花ゆめ及びLaraについて語りたい。

花とゆめとは、白泉社から刊行されている漫画雑誌である。Laraもなんか花ゆめのイトコみたいな感じで刊行されていた漫画雑誌だ。

私は何を隠そう、断然単行本派なのである。
好きな作家さんのマンガを一気読みしたいがために、雑誌で読むのは我慢する派である。
だって、雑誌と単行本の二重買いはお金がね…。

だがしかし、この時期の花ゆめ(及びLara)には、ハマった。面白い作品がいっぱい載っていたのだ。おこづかいをはたいて購読する価値がありまくった。

「っポイ」「紅茶王子」「キス」「今日もみんな元気です」「人形芝居」「輝夜姫」「フルーツバスケット」「闇の末裔」「八雲立つ」「ディア•マイン」「花ざかりの君たちへ」「彼氏彼女の事情」「一清&千沙姫シリーズ」「赤ちゃんと僕」…

名作ばっかりやん

それぞれの作品にはおいおい言及するとして…
残念ながら、引退されたのか今ではお見かけしなくなった先生もいらっしゃいます。でもこの場を借りて伝えたい。

先生の作品がだいすきですーーー!!!

そしていまだ第一線で活躍されている先生もいらっしゃる事が、嬉しくてたまらない。だが、それも別の記事でそれぞれについて熱く語りたい。

とにかくこの時期の白泉社マンガは、ジャンルがめちゃくちゃ豊富だったのだ。そも、少女マンガとは出版社に限らず胸キュンラブストーリーから、スポ根から、異世界モノからシリアスな戦争モノまで枠にハマらない懐の大きさがある。だが、その中でも白泉社は本当にそれぞれの作品が個性的だった。

この頃の白泉社は、スタイリッシュオシャレラブストーリー「キス💋」からスサノオの念と闘うヒロイックホラー「八雲立つ」まで完全に別ベクトルの漫画が発表されていたのだ。私は2つとも等しくハマった。

あくまで私の独断と偏見による意見なのだが、当時のマンガ雑誌はこんな感じだったと思う。

マーガレット→お姉さん向け。現実的な胸キュン学園恋愛ものが多く掲載される。りぼん卒業女子に好まれる。学校で読んでてもなんかオシャレ。

少女コミック→ちょっとエロに興味が出てきた女子のための微アダルトコミック。親の前で読むのは、憚られる。が皆興味津々である。

花ゆめ→オタク入口女子のバイブル。BLや禁断モノを薄めて薄めて受け入れやすくして読ませるという禁じ手を多用する。結果どハマりする。親の前で読める。

えっ違うよ!ってかたいらっしゃったらごめんなさい。なんかこんなイメージです!

とにかく、この頃の花ゆめにどれだけ救われただろうか。嫌な事があっても、花ゆめを読んでいる間は忘れられた。部活の先輩に呼び出されて、スカート丈のことで30分説教くらっても、明日最新号発売日だと思うと乗り越えられた。今では図太いおばちゃんになってしまったが、あの頃の繊細で、感受性豊かで、夢見がちで、恋に憧れていた乙女に最高の夢を見させてくれた。

ありがとう花ゆめ。ありがとうLara!!

なんか今年は創刊50周年記念らしいよ!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます😊

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