YouTubeへ文句を言う前にちゃんと調べろ
筆者は、YouTuberのうち、YouTubeについて正しい知識を持つ人が少ないと感じています。
筆者も正しい知識を完璧に活用できているわけではありません。
しかし、YouTubeに関する情報はYouTuber同士の間だけで共有されることが多く、知っておくべき公式情報があるにも関わらず、それらを踏まえて議論する人が少ないのが問題なのではないかと感じています。
動画の再生回数が増えるボーナスのようなものがあるという噂がありますが、実際には視聴者が視聴を重ねているだけで、特別なボーナスなどはないはずです。YouTubeの仕組みはそこまで複雑ではなく、本来届くべき動画が届くべき人に届いているだけであるはずです。
Googleは自社SNSの滞在時間を短くしたいと考えているため、再生回数を増やすための特別な仕組みはないと考えるのが常道なのではないでしょうか。
クリエイター同士の狭いコミュニティ内で情報が偏っていることも問題です。YouTubeが広告料を増やしていることへの問題はもちろんあり、YouTubeが全体での広告収入を増やすためには適切な方法を見つける必要がありますが、NFTやWeb3などの新しい技術を活用していく可能性もあります。これはYouTubeのCEO、Neal Mohanについて知っている人々ならば考察することができる事柄です。
一次情報に触れること、そして英語の原文で調べることも重要です。YouTubeについて語る人のうち、一体何人が元CEOのスーザン・ウォシッキー氏が亡くなられたことを知っているでしょうか。YouTubeのCEOについて調べたこともない人がほとんどではないでしょうか。
知らないままで文句を言うのは、あまり良い手段ではないと感じます。
もしYouTubeへ怒りを向けることがあるのならば、そのエネルギーを情報収集へと向けてみるのをご一考なされてみるのはいかがでしょうか。
受動的に情報を鵜呑みにして感情を揺さぶられるのは、余り格好がつきません。能動的に情報を集め、理解した上で批判や分析をするのが良いでしょう。
まずは丁寧にYouTubeについて調べ、一次情報に忠実に情報を集めてから、YouTubeを批判したり分析することで、真に建設的な議論や、その果ての結論を得ることが叶うのではないでしょうか。
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