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精子提供で妊娠しました ⑥提供当日まで

こんにちは。りりです。
個人間精子提供で妊娠し、1児の母となりました。いわゆる選択的シングルマザーです。

前回の記事では、実際に提供者の方と面談した様子をお伝えしました。無事に「この方にお願いしよう」と決めたのですが、そこから提供当日までにやることは意外と多かったです。今回は、その準備段階で私が気をつけたことや調べたことについて書いてみたいと思います。

まず重要だったのは、タイミング管理です。私は元々生理周期が比較的安定していたので、以前から使っていたアプリで排卵日を予測していました。それに加えて排卵検査薬も前の周期から試しておき、どのタイミングで陽性反応が出やすいかをチェックしました。こうして「ここがベストかな」というタイミングを把握しておくことで、ドナーさんとのスケジュールを組みやすくなりました。

私のお願いしたドナーさんがお仕事柄、平日の昼間でも時間を調整してもらえるくらい時間に余裕のある方でした。そのおかげで、生理周期に応じて日程を直前に連絡しても大丈夫でした。提供を受けていたあいだずっとそれで安心して提供を受けられた部分は大きいです。
やっぱり時間が合わなくて1タイミングを逃してしまうのはもったいないですしね。

場所の確認も大事なポイントでした。私は最初からホテルを利用することを想定していましたが、ドナーさんの意向や仕事の都合もあるため、どんなタイプのホテルがいいか、当日のチェックインやチェックアウトの時間はどうするか、といった具体的な話を事前にすり合わせる必要がありました。実際に行ってみると、やはり事前の打ち合わせどおりに進められたので、落ち着いて提供を受けることができました。面談のときに流れを決めておくのがおすすめです。あと個人的には昼間の提供でラブホテルを使うのがなんとなく嫌だったので、ビジネスホテルのデイユースプランをよく使っていました。

あともちろん重要なのは、シリンジや紙コップなどの必要品です。私は医療用のシリンジがまとめ売りされているサイトを見つけて、いちばん真ん中の値段のやつを買いました。正直もっとちゃんと選んだほうがいいと思います(笑)
サイズが合わずに使いにくい場合も考えて、念のため複数用意しておくと安心です。また、万が一外出先で提供を受けることになった場合に備えて、使い捨てビニール手袋やマスクなど衛生用品は一緒に準備していました。


こうしてタイミング管理や物品、場所の確認を済ませると、あとは当日を待つだけ。私の場合は初めてのことばかりで、「もしうまくいかなかったらどうしよう」「ちゃんとタイミングが合うかな」と不安も大きかったですが、提供者の方とこまめに連絡をとって不安点をつぶしていったことが心の支えになりました。

次回は、いよいよ提供当日の流れや私が感じたことについて具体的にお話ししようと思います。精子提供を検討している方の参考になれば嬉しいです。

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