見出し画像

「軽井沢のセンセ」からの暗号(23)〜東北のご復興から西南の忌部氏のご復活まで☆東と西の融合♡

114の謎

 奈良や京都でガイドをしていたと思ったら、東京都北区に向かっている。

 飛鳥山公園における、飛鳥山薪能を観劇させて頂いたのもこの頃だ。

 北区に向かい駅付近を歩いていた時、ある飲食店の看板に、114席という表示を見かけ、思わず写真におさめた。

 114は、1月14日、あるいは11時4分・・・どんな暗号メッセージがあるのだろう?
 
 ふと、国道114番は?と調べると、福島県の福島市から浪江町を結ぶ国道だそうだ。

 東北の地震で大変だったところだ・・・。津波に加え、原発の痛みの方が大変ではなかったか・・・といつも心苦しく申し訳なく思う。

 地震のあと、何回か旅した東北の、特に被害の大きかった地域の、本当の意味での復興は、まだ時間がかかるのか・・・、と思うと、何もできない自身にいらだち、何かできないものか、と常に思う。
 
 楠葉に戻ると、京都や奈良の下見をし、歴史を覚えたりと、始めたばかりのアルバイトに食らいつく日々を送っていた。年末まで、日々はそんな風にすぎていった。

 思い返せば、東京をほうほうのていであとにし、近畿方面に「上京」させて頂き、方向音痴のはずが、「奈良のガイドひろこさん」とまで呼んで頂き、京都の案内もさせて頂けるなど、随分「出世」したものだ。

 そんなこんなで、その年は暮れていった。

いいなと思ったら応援しよう!

たきのさくら
陰徳という言葉もあり、ご寄付が全てではないとしても「できることから、できるかたちで」はいま必要と感じます。街中等で、能登の物産や募金箱を見かけられましたら、あたたかいお気持ちを、どうかよろしくお願い申し上げます。こちらへのチップは、能登方面へお送り申し上げます。有難うございます。