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「軽井沢のセンセ」からの暗号(18)〜熊野古道と岩淵水門と枚方(ひらかた)市☆
帰宅と寄託(きたく)と期待な希代(きたい)な来たいな北区
もう一つの作品、『孤道』の暗号も読み解かねばならない。
どうも熊野古道の作品らしい。
前作で北区を取材させて頂き、なぜかそのご縁で熊野に向かうことになったことを思い出し、今回もひろこは、枚方市から、夜行バスで東京へ向かった。
北区のシンボル?岩淵水門へ向かうため、JR赤羽駅で下車、バスの停留所の場所を交番でお訊きした。バスの中のご婦人も、道を教えてくれたレディも、散歩中の美しい日傘をさされたご近隣とおぼしき女性も、とてもご親切だった。途中でお借りした公園のトイレもきれい。北区って穏やかで、なんていいところなのだろう。
北区は、「帰宅」、帰りたくなる場所であり、水資源の多い、豊かな区である。「寄託」でもあると思う。寄託、これは、美術館に美術品を預かるような意味らしいが、軽井沢のあの記念館で内田先生の作品を紹介されていることのお蔭で、ひろこは北区に改めてご縁がつながった。
水の流れのように、便利なアクセス。
北区から、軽井沢、日本中、いや世界中にひろがっていくとしたら、なんと器の大きいご縁つなぎだ。
岩淵水門の、東京とは思えない、ひらけた風景も驚いた。
ビックリなのだが、少し前に、似た感覚があったことを思い出す。
それは、大阪府枚方市だ。
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