websim.ai作例:既存作品を改良する「プロンプトジェネレーター」
今までは「命令文」を入れて、アイデアを入れて、0から作ってきました。それも全然ありですが、多くの人は「アイデアがない」ことに悩んでいるのではないかと思っています。
そういう方向けには、「まず既存にある作品を見て、面白いならそこに上書きする」ことができます。上書きというよりも正確には「継承」というのが正しい気がします。すでにあるものを活かして自分のアイデアを掛け算するということですね。(継承はプログラミング的にいうと、継承元を壊さずその設計を引き継ぐみたいなものです)
作品例:プロンプトジェネレーターを日本語化して使う
今回はwebsimを見ていて面白いなと思ったのがこちらの「PROMPT GENERATOR」です。
https://websim.ai/c/lXbm1Igmo0dZyCs8Q
これを見ると分かるのですが、英語ですよね(笑)
こちらはMaxCasuさんという方が作られたものです。
https://websim.ai/@MaxCasu
英語でも、例えば「apple」とか「subject」にいれて使える人もいると思いますし、仮に英語でも、ChatGPT-4oに投げると動作しました。ただ、これだと使いづらいので、これを日本語化したら?というアイデアが出てきました。(このアイデアが優れているのではなく、思いつくか、やるかどうかだけです)
上のwebsim.aiにアクセスしたら、やることはシンプルです。
命令文「表示を日本語にしてください。」
と書いてください。
すると、
となります。これで日本語で使えますよということになります。
これで終わりなのですが、そもそもこのプロンプトジェネレーターの使いかたが分からない人もいると思うので、僕が解釈した使い方を説明します。
プロンプトジェネレーターの使い方
ここからは日本語化したものを使ってください。これは公開はしてなくて、自分で適宜ブックマークしてもらえれば。一応というか、著者へのリスペクトですが、このあたりの感覚が今後どうなるかは分からないですね。履歴みたら分かるのですが、履歴も入れまくれば分からないですからね・・・。
全体の説明
そもそもプロンプトジェネレーターは、画像生成AIなど向けの命令文をつくるものです。websimで使うわけでなく、いわゆるMidjourneyであるとか、StableDiffusionとか、DALLE3とかの画像生成AIで使えるってことです。
僕の場合は、ChatGPT-4oを使っているので、DALL・E3で作って確認しています。
テーマ、スタイル、ムード、カメラショット、複雑さ、ネガティブプロンプトなどが入力項目です。
これらを入れて(またはそのまま)、「プロンプト生成」ボタンを押すと、左下にプロンプトが生成されます。それを「プロンプトをコピー」を押せばコピーできるので、あとはそれをChatGPTなどに貼り付けて画像生成してもらうという流れです。
「ランダム」で使ってみるが手っ取り早い
習うより慣れろ!というわけで、「ランダム」ボタンを押してください。ランダムにテーマなどが入り出てきます。
こんな感じで、ロボットを、印象派風に、罪悪感とかで描いてって感じです。これをChatGPT-4oに貼り付けて、「画像生成して」というと、以下のイメージが出てきます。
それっぽいというか。印象派というと「ぼやっと」したイメージですが、そのあたりの感覚は単語を知らないと分かりづらいですので、いじっていって確かめられるといいのかなと。
ですので、画像生成AIを使っていないとか、だとこのプロンプトジェネレーターはほぼ意味なしです。そこは留意してください。
プロンプトジェネレーターの説明としては以上です。
websimはアイデアを0から出さなくてもいい
今回の例では、すでにある作品を継承する、という形で、キュレーション的ですが、「日本語化」ということをやってみました。
これで、アイデアがなくても、既にあるものから見て面白いなら「それをいじる」ことが出来ます。この「既にあるものをいじる」という行動はわりと学習の基本だと思うので、やりやすい人もいるんじゃないかと。
例えば、「画面の使い方」は、誰かに聞かなくても理解を深められます。それは?そうです、websimに「説明を入れてください」と書けばいいんですよね。このあたりChatGPTで慣れている人などはうまく使いこなせる感じはしますので知見が役立ちますよね。
例えばですが、
命令「操作説明を画面に表示してください。」とすると、
アイデア次第ということがよく分かるかもしれませんね。
あとは、スタイルとかそういうのもサムネイルで見て分かりやすくできないか?サンプルとかたまに見かけますがそういうものですね。例えばキュビズムって言われても???なら、その画像を見れば分かるようにするとかですよね。
これで、アイデアがないから使えないという人がいたら、こうやって既存のものをいじって遊べるよということが言えるかなと。