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〈介護ブログ〉88才の母とハグする   3月②

 3週間後の診察を待つ間は、とにかく家でじっとしているしかなかった。
とはいえ、じっと過ごすようにしていると、少しは痛みが和らいでいるようでもあり、元々予定していた白髪染めシャンプーを自宅風呂場でしてあげた。風呂用の椅子に座ったとはいえ、今思えばよくできたと思う。立ったり座ったり、シャンプーの姿勢を保つのも、すごい痛かっただろうに。
 腰を痛めてからはベッドに寝ることができず、椅子に座って寝ることにしたのだが、2・3日して足がむくんできていることに気づく。ふくらはぎのマッサージを軽くしてみた。
 もともと予約していたかかりつけのC病院にはバスで行った(これも今思うとよく行ったと思う)。また、別の日には電車に乗ってランチに行ったり、またシャワー、シャンプーもした。おそらくとても痛かったと思うのだが、ずっと家で椅子に座っているだけなので少しは動かないと気分的にまいってしまうと思っていたのかもしれない。
 そのような過ごし方をして、ようやくB病院の診察の日になった。この日は自分も診察に同席した。前回は急遽行ったこともあり担当のX医師ではなかったが今日はX医師の予約を取っており、きちんと話を聞こうと思った。
ただ、X医師の診察は前回のレントゲン写真を見て、次はMRIを撮りましょうと言っただけだった。3週間苦しんできた痛みに対しては、放置状態だった。

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