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夢幻回廊の仏 不空成就如来⑮

リーディングマスター・まさみちです。『見えないもの』を読み解き、解らない人にも解るように伝えたいとあれこれ思案しては記事にしております。普段は心理カウンセリングをして、金剛界における仮面の自我と、胎蔵界における本質の自我との区別をしながら、傷つき倒れている心の回復を支援しております。(32/88)

『見えないものは解らない』という霊感も、直感も鈍い人だった自分が、ある時から霊性に目覚め、見えない世界のおっかなさに迷いつつも、「知恵の灯明」とも呼べるわずかな知識を頼りに、ネガティブさに呑み込まれぬよう歩いてきたら、「悟っていた」という事実を認めるしかないように至りました。

誤用・意味
「悟り」とは、「無を意識的に行為し、心が乱されないようにあらゆる事象に関心を断ち、学んだ知恵を与えることに徹するもの」であり、「“信じなければ解らぬもの”とする理論武装で身を固め、相手が『信じながら疑念を質問する』ことと、『不信なまま疑念を質問する』ことの差異を見極められず、深入りしないように距離を保ち、傾聴に努めるもの」だと思い込むものだとしているようです。

智慧(ちえ)・意味
「悟り」とは、「解釈の歪みを真理という基準を元に精査し、歪みの知恵を明らかにしつつ、真理の智慧を与えるもの」である。その時々における立場や関係性において、言葉の意味や解釈が変わることを知っており、「問いかけられる言葉の中に、答えが全て含まれていることを感じ取ることが出来、それを言葉にして伝える作業を代行することが出来ること」をいう。意識や認識が固定化されず、相対性により解釈を動かすことが可能である為、知識や記憶の誤解を見つけられると、その時点において修正して「無」に還すことが出来る実行力をもつものである。

東寺・立体曼荼羅の仏像群をリーディングで紐解き、物言わぬ仏像の使い方や、構造が示す認知の誤りの正し方を聞けないかと取り組んでいます。

悟りを開いているので、解らないものは無いのではないか?

と、リーディングでの読み解きに間違いがもしかしたらあるかも知れません。
何しろ、摩訶不思議な世界であり、「真理」であり、「曼荼羅」というものである以上、使い方は様々なとなる為、否定することそのものに意味が無いところもあるからです。

それでも、こうした文章では一方的になる表現に対して、「対話」となると、対象者が存在することになるので、コメント欄への記入などしていただけると、その対話により、真理や悟りの何たるかを提供出来るかも知れません。

コメント欄への書き込み、お待ちしております。

悟りを開きたい方は、「即身成仏」という言葉のように、「既に自身は、仏に至っている」とした解釈を持ち、「全てを開眼しているとしたら?」「全部知っているとしたら?」というニュアンスです。解っているのに、どうしてネガティブな感情や思考に囚われているのだろう? と疑念を持つことで、答えを導き出す思考法があるので試みて欲しいです。

物質を「色」と表し、精神を「受・想・行・識」と表す解釈があり、心の構造が説かれています。「色=肉体=調子」と考え、この「調子」上下が存在し、「調子がいい」、「調子が悪い」ということが出来ます。

この調子の上下に対して精神の働きがあります。「受・想・行・識」と表しているものは、「受け止める心、想う心、行う心、意識する心」と出来るものです。

「受け止める心=知識に豊富さにより精神の安定性が変わります」

「想う心=経験の豊富さと人間関係の支えや、真実を告げてくれるスキンシップの有無により安定性が維持されやすくなります」

「行う心=行動する前の予測と、行動した後の結果の違いを心得ており、何事も動いて確かめていかなければ変わらないことを知る程に安定性が増していきます」

「意識する心=自然体としての在り方を指し、何を思いついても乱されない境地を獲得する程に安定性を問わなくなります」

この4つの「受・想・行・識」が、肉体の調子により様々に変化し、辛さやしんどさなどを体感するので、それを「悟りを開いている」と、問題点と解決の方法が読み解けるので、これらを動かし消し去ることが出来るのです。

「無」だと気づいている故に、「無」を求められ、与えられれば良いものです。

不空成就如来⑮
全ての行いというものは「上手く行っている状態がある」にも関わらず、自我という邪念や悪鬼と呼ぶようなマイナス思考により、「上手く行きにくい状態に負けずに頑張って目的を達成するもの」という発想に至っているものを改めようとするものです。「不空」とは、不味いことが起きて、願いが叶わなくなっている問題点を取り除く力の源のことを示しています。よくよく考えれば、何かを行動して目的を達成させたいとすると、「成功しますように」とか「失敗しないように」などと願うことそのものが「異常」「変」「おかしなこと」だとするものです。「失敗することを信じるから、それを信じたくないので『成功しますように』と願う」というイメージになるので、どうして一々マイナス発想をイメージして、それを打ち消すような願いを持とうとすることなど普通の健康で安定した精神なら「しないもの」です。何かしら「恐れる事象」に囚われて、それに固執し忘れられない為、「成功しますように」とか「失敗しないように」とか願うのです。では、何に囚われ、何に固執し、何が忘れられなくなっているのか追跡調査して「全く気にする問題ではありませんでした。スッキリ!」という気持ちに至れば、行動して目的を達成する時に何も考えずに取り組めるようになります。自分自身にしか解らぬ小さな予期不安などを放置せず、それを追及することで潜在無意識の心の傷を発見して取り除くことが出来るのです。ひたすら自分の胸中や頭の中が静寂で穏やかそのものだとするなら、何かに取り組んでも結果に執着せずに関われるので、良好な結果が得られやすいものとイメージ出来ます。成就したい願いというものは何も思わずに、行動だけしている存在なのです。

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「成所作智(じょうしょさち)」という言葉を不空成就如来をググると見つけられます。これは、「目的や目標を定めると、それに伴う心理的な邪魔するマイナス発想が浮かぶものであり、それを取り除けば願いは叶うことを自身は知っているので、脳内の発想を無視するのではなく、それを取り除くことで願いを叶えられるようにしなさい」といったニュアンスを持ちます。

不空成就如来の基本的な概念は、マイナス発想を徹底的に除去するものです。

リーディングマスター・まさみちも、起業してからこれまで、それしかしていない程、内面に現れるマイナス発想から、他人から告げられるマイナス発想をひたすら受け入れて許しに変え、衝突しないように努めてきました。

思った願いが叶わない理由は、自分自身でそのように制限をかけているという発想で,心を探ることを告げているものです。

自分の事は自分が1番知り尽くしているとして、自分を騙すのも自分だと見抜いているなら、自分が気まずくて隠し事をしたまま見せられなくなっている引きこもりの心さえ、紐解けるものだとして取りかかるものです。

繋がり方
不空成就如来が等身大にあり、そこから一回りずつ大きくなるイメージを持ちます。全部で13体あり、それぞれが一回りずつ大きくなる不空成就如来が重なり合って存在しているイメージで、1体に1体が大きくなって重なり、それに大きくなって重なり、連なるように13体重なっているものです。自分は対面に不空成就如来と向き合っていて、自分の全てが見抜かれているとした前提で問答します。

参考事例として紹介します。

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「知らん」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「今更何を言う」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「困ったときだけ弱くなるな」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「ゲームでもしたらいい」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「正義を振りかざし悪を打ち倒す為に、批判をしたらいい」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「あんな風には成れないと言っていればいい」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「怖くて出来ないとすくんでいるといい」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「失敗した人を処罰していたらいい」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「悲しくなるといい」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「“ごめんなさい”と言い続けてみるといい」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「“嘘をつきません”と宣言してみるといい」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「“工夫して生きます”と落ち込んでいる自分に取り組ませて達成させてみるといい」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「“悪党をやめます”と言いたくない言葉を台詞のように声を出して言えばいい。

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「“心が壊れています”ので、“助けてください”と公に晒したらいい」

自分「人生が楽しくありません。楽しくなる方法を教えてください」
不空成就如来13体「“私が全部の面倒を見ます”と言い放つといい」

自分「はい」
不空成就如来13体(微笑んでいる)

といったやり取りが浮かぶかも知れません。

仏との対話、特に不空成就如来を通して対話する自分の心の声は、「不平、不満、不備、不遇」の嵐であり、ろくな返事が聞けないかも知れません。それでも自分の身から出た錆とでも思い、因果応報があるなら全部引き受ける気持ちに成れると、様々なことが一気に解るようになります。

身が入るか、入らないか? その違いにより、リーディング精度も変わります。


いかがでしたでしょうか?

宣伝させてください。上記二つは有料記事です。

私は、悟りや真理を語るよりも、体現者として関わる人を幸せで豊かにしたいと考えております。それでも言葉で話すしか無く、造形物(商品や作品)の提供することが得意でもなく、好きなことを没頭したら悟ってしまっていて、どうやら偉人だった記憶もあるので、それを紹介しています。

自殺した心境の人の救済。←内容ではここのみ触れています。
心中した二人の救済。
孤立したままみんなの元に戻らないままでいる人の救済。
冤罪による救済。
切り捨てられた存在たちの救済。

これが人生の課題の一つにあり、救えなかった人も救いに来ている事実をどこかで知らせる為に、記事にしております。

是非、読んでみてください。

応援してください。

では、また。

リーディングマスター・まさみち。


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