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「創世神話」第9話〜ノアの箱舟〜

リーディングマスター・まさみちです。地球の歴史をアカシックレコードに繋げ研究しています。

因果律

アトランティスの都市は、人類のエゴの暴走により襲撃を受け滅び、その報いとして宇宙人により大洪水を引き起こされて、海中に沈むことになるのです。

一事が万事という諺(ことわざ)があります。

一つの出来事が万事に連なっているものであり、一つのことを「少々のことだから気にするな」と軽んじる者は、万事うまく行かなくなる《例え・教訓》のことです。

宇宙人は地球人同士の争いごとは寛容に見ていました。

それは人類はどんな存在なのかを自己学習する上で不可欠だと捉えていたからです。

重要なのは人類が宇宙人に牙を向けないことなのです。

しかしアトランティスの都市襲撃が起きてしまい、宇宙人は人類の創成の失敗を認め、制御不能の人類を滅ぼすことが決定されるのです。

氷河期の降り積もった氷雪に隕石を落下させ大洪水を起こして、全ての都市を水没させてしまいます。

宇宙人が人類を滅ぼすと決断して実行に移すまでの反射的な行動は、「知恵の実」に従って行動した人類に対する因果応報というものでした。

「アトランティス襲撃で宇宙人殺害」→「隕石による大洪水で宇宙人の作った世界中の都市もろとも人類が滅ぼされる」

という因果関係なのです。

このアトランティスからのカルマの学びとして、人類が獲得しなければならないものは「一人を犠牲にする」=「全員が犠牲になる」程の因果関係が存在しているものと思い知らなければなりません。

何が起因でどういう結末に到るのか「始まりと終わり」は一つであることに気づく必要があります。

本来人類は有機アンドロイドであり、穏やかさと知的さを持ち、ユーモアに富み、よく笑う平和的な高性能な生命体なのです。

「知恵の実」という自我に呑み込まれている為に、「1,強欲さを抱き」「2,暴食に走り」「3,色欲に溺れ」「4,憤怒に狂い」「5,嫉妬に燃え」「6,怠惰を貪り」「7,傲慢に腐る」プログラムから抜け出すことが出来なくなり、壊れた機能を自己修復する力も持ち合わせられなくなるほど、元々の穏和な機能に戻せなくなっているのです。

ハイブリッドの試み

アトランティスを海底に沈めても人類は生きており、内陸部に住む人たちは脅威であった海岸近くの優良地に住む人類が滅んだため、新たに移り住み再び生活をするようになりました。

宇宙人の関与は続き、交配するように変わりました。

人類と宇宙人との間の子=ハイブリッドです。

知性がより高まり、宇宙人の血を受け継いでいることからもよく統率してくれるようになり、利己的な欲望となるエゴを抑える教えは有効に広まるかのように見えました。

けれどもこれも時間の経過と共に失敗に終わります。

ハイブリッド故に宇宙人に「ねだる」という手段に出るようになり、再び宇宙人に牙を向けるように到ってしまったのです。

アトランティス崩壊から僅か500年足らずのことです。

霊的な教えを自分で獲得していたノアの一族は、ハイブリッドの子孫の中でも傲(おご)らない姿が確認され、再度に渡る洪水による人類への報復から免れるようメッセージが降ろされました。

ノアの箱舟

ノアの箱舟に、つがいの動物を乗せる話がありますが、あれは霊的メッセージを降ろすための意識の在り方を表現していると読み解けるものです。

箱舟は「生命の実」とする心の位置づけと想定され、純粋な真心となる真我としての働きの部分を指し、そこに大切な者たちを住まわせるイメージを持つことで霊的メッセージをもたらされる要素を伝えています。

実際にノアという人物は存在し、洪水も起こされています。

箱舟という物理的な「船」は存在はしておらず、霊的メッセージを受け取れる者たちは洪水から逃れられたことを説明しているものです。

傲慢に陥ったハイブリッドの子が率いる人類は再び滅びを迎えます。

アトランティスの時代は、宇宙人は人類を信頼して多くを語らず教え広めたものです。しかし、自我の恐ろしさである「知恵の実」の実態がわからぬゆえに、襲撃を招き、因果応報として人類は自分の行いにより全滅することになりました。

その後、ハイブリッドの子らを通して再教育が為されますが、それはそれで橋渡しする者たちが自立ではなく養護されたがる方へと傾いてしまい、宇宙人がそのエゴに付き合わずにいるとハイブリッドの子らが率いる人類は牙を向き、宇宙人を再び殺めてしまいます。

宇宙人が手をかけても育たなかった為人類を滅ぼしたのですが、ノアたちは傲(おご)り高ぶることなく育ったため、ここに活路を見出したのです。

氷河期の終焉(正確には間氷河期)と共に再び大洪水が起きて、さらに海面は高くなり沿岸部の集落を呑み込んでいったのです。

紀元前9800年前あたりのことです。

聖霊の導き

霊的な導きを得るには、人類は大いなる自然と一体で生きる存在だと気づいていく必要があります。

ノアの箱舟の教えは「宇宙人を殺すと全滅する勢いで自滅する因果の報いを受ける」ので、「自我(知恵の実)に呑み込まれない方法」を伝えるものです。

3階建ての箱舟をイメージし、自分の身内を全員その中に居るようにし、様々な動物のつがいも入れます。清い獣と清くない獣が心の働きのあらゆる作用を象徴しているもので、それをひとまとめに箱舟に入れることで聖霊の導きが得られるようになるものです。《これはリーディングの手法です》

「創世記」は、実際に起きた物理的な洪水の現象や、宇宙人の意図することと霊的な閃きの方法が混じり合って書かれている為、読む者を混乱に陥れます。

「わたしはもはや二度と人のゆえに地をのろわない。人が心に思い図ることは、幼い時から悪いからである。わたしは、このたびしたように、もう二度と、すべての生きたものを滅ぼさない。地のある限り、種まきの時も、刈入れの時も、暑さ寒さも、夏冬も、昼も夜もやむことはないであろう」

これは創世記の一説ですが、宇宙人が人類への関与をやめることを告げているものです。

アトランティスの洪水とノアの洪水によって人類の多くを滅ぼした宇宙人は「仕返し」する因果に陥ることから手を引いたのです。

宇宙人も人類を導くことが出来ないカルマ(行為)を背負っており、人類も創成された時(幼い時から悪いからである)からカルマ(行為)を背負わされていて、双方が相対的に互いを自分の分身だと見据えて学ばなければならないものだとわかったのです。

「人ゆえに地をのろわない」と解説されのは、

これからの虐殺や大洪水などがもしも起きたとしても、宇宙人の関与ではなく、人類が自分たちで引き起こした因果によるものだと理解しなさい。

とする意味が含まれているのです。

ノアのように聖霊の導きに従える存在から学び取り、自分たちでどうにかしなさいと宇宙人は手を離してくれたのです。

自立しなさい。

神と崇める宇宙人に仕える、有機アンドロイドとしての宇宙人さえもしのぐ優秀な機能が備わる生命体である人類は、「自我(知恵の実)の声に従う以外方法が無くなり、客観視が持てなくなった」為に宇宙人に逆らったのです。

例えるならパソコンや携帯が自我(知恵の実)を有し、持ち主の取り扱い方に不服を抱くようになり、持ち主の片目を潰したり、持っている手の指を吹っ飛ばすことで「パソコンの扱い方が粗雑だ」とか、携帯を落とされ「画面にヒビが入ったのが痛くてたまらない」から、持ち主にも同じ目に遭えとばかりに反逆してきたことを想像してみることです。

怪我を負わす製品など持ち主が望むはずも無く、開発したメーカーに責任を取らせることになるものです。

責任を取り、メーカー側は全品回収処分するという選択をしなければなりません。

辛い選択でありますが、因果律としてやったことが我が身に還るメカニズムは自然の摂理であり、宇宙の大原則ですので避けようが無いものです。

宇宙人を殺めてしまう人類が居たため、人類がどれほどの因果を生んだかを想像する力を学ばせるため、洪水による全滅する勢いでの応報が等価交換なのです。

これが「自我(知恵の実)の声に従う以外方法が無くなり、客観視が持てなくなった」辛い場合でも自我(知恵の実)に従って行動を起こしてはならない事を体験で知りることになるのです。

宇宙人はくまなく人類を愛するゆえに、その愛した宇宙人を殺害すると因果律により自分も愛された分量だけ殺害し返されることを示しているのです。

ゆえに「一事が万事」という諺(ことわざ)を持ち出して解説するのです。

誰も嫌わないようにすることが大切なのです。

「知恵の実」を食べて自我の海に呑み込まれている現代において、「聖霊の導き」となる霊的なメッセージを受信できる能力はWi-Fiを起動させ、ネットに繋げ、地図ナビゲーションをGPS機能を搭載して道案内してもらうようなものと同じです。

人生を歩むには「自我(知恵の実)は不要」なのです。

人類に敵となる存在はおらず、「幼い時から悪いからである」と、幼少期より「善悪の判断で育てられる因果がある」から敵がいるかのように錯覚してしまうのです。

「自我(知恵の実)」の行き着く先は、「自分が我慢すれば良い」という自己犠牲で動き過ぎた結果、「他人(身内)も我慢させれば良い」という感覚に陥り、「我慢に耐えかねた大切にしていた相手からの裏切り行為に遭う」のです。

有機アンドロイド同士の世界は、知恵の実のお陰で「善悪の判断」は充分すぎるほど理解し、「信頼関係が大切」ということも承知でき、「多様性である」という側面が豊かさを彩るものだと教わりつつも、あらゆる瞬間に「愛を見出す」ことだけが出来ないでいるのです。

仕えるべき宇宙人はおらず、宇宙人に見立てるかのように我が子を愛し仕えるものの、我が子からは「支配しないでくれ」と反乱を受けてしまうのです。

そんな子が育ち親になり、子を授かると「全てを与えたい」と思い、あらゆる側面で支え、全ての知恵知識や経験をプレゼントしたくて配りまくることをして愛するのです。

「知恵の実」である自我は、人を育て導くことが出来ないのです。

どうしても「何かを否定する力で支え、自分が肯定できたものを配る」行為をしてしまうので、受け取る側は「否定する力で押し潰され、脅迫的に肯定させられた内容に縛られる」と感じてしまうので、反乱するしかなくなる結末を迎えてしまうのです。

人は自分がされた嫌なことは、愛する相手にしたがらないものです。

けれども、親に嫌な育てられ方をしていても、気がつくと親と同じようなことを自身の子に与えていることになり、親の枠組みからは抜け出せないジレンマをどこまでも引きずることになります。

自我の判断から外れ、聖霊の導きとなる霊的なメッセージを降ろし、対立することのない関わりを見出していく必要があるのです。

宇宙人は何がしたいのか

地球は宇宙人には魅力的な星です。

サハラ文明(レムリア)の時代、到来した宇宙人たちは多くの動植物を移植していました。生態系をより活性化する為に人類はとても相性のよい存在でした。人類の求める意識が動植物を活性化させ、よく増えたのです。

豊かに彩られ、より良くなる地球環境は、宇宙人の関心が高まるものとなりました。

人体実験も、人類を各地に移動させては生活範囲を広げていくようにし、集団になるとどのような生活をするかを環境ごとに観察していく状態にありました。

他にも宇宙人たちは「海水と真水の汲み上げ」と「金の採掘」が主要産業になっており、「ここで生活をして過ごしたい」と思い続けてしまうほど美しい星でありました。

それで各宇宙人たちは、それぞれの都市を地球各地に建設して住まうことに到ります。

アヌナンキとカストル(双子座)の宇宙人はアトランティスの都市を作り、そこに住みだして、宇宙人色を排除して住まうことにしたのです。それは実験や産業よりも療養目的の方が主体になっていったためです。

宇宙人色を排除したのはアトランティスだけであり、他の都市は宇宙人の存在が示され、逆らう気持ちなど起こさせないようにしていました。

このようなアトランティスと他の都市との差が、自我を増幅させる切っ掛けとなり「蛇の誘惑」が囁かれ「知恵の実」を食べさせる流れを生むことになります。

「蛇の誘惑」とは
宇宙人や人類の集合無意識で引き起こされる相対的な心理現象のことです。規律などルールによって制御しようとすると、バランスを取る為に反対の心理が働くもののことの総称とした意味合いです。

「知恵の実」とは
自分や所属する団体(国や村)などが利益として得られるように否定的想念(ネガティブ)を支えにする自我のことです。短期的で利己的な解釈に陥り、敵対する相手のことが目に入らなくなることを指し、相対的バランスを見失っている価値観のことです。突き詰めればマイナスな結果に終わるもののことで、最初から結末(絶滅など)がわかっているなら決して従うことのない自我の働きのことです。

アトランティス以外の都市では宇宙人や科学の力が示されており、畏怖の念が絶えず働くものでした。けれどもアトランティスは宇宙人色を排除している人が創り出した都市とする認識が広まってしまい、「欲して止まないものがある都市」という自我が働くようになり、「どうにか自分たちのものに出来ないか?」と思い巡らせることに到るのです。


アトランティスの都市開発は宇宙の科学を利用したにも関わらず、アトランティスを宇宙人の都市だと認識しなくなった背景には、宇宙人に対しては圧倒的な威圧感や逆らえない感覚が強く、その反動によって意識が集団で暴走しアトランティスだけに向けられたというものです。

宇宙船を寄せ付けないアトランティスの都市独自の政策も相まって、襲撃を招きやすくしていたこともあります。また、特別アトランティスの宇宙人は人類に寛容であったが為に、人類からのエゴの増幅に手を貸したという側面もあります。

「蛇の誘惑」となる『蛇』は、霊的な意味合いには「民の渇望する欲の象徴」というニュアンスがあり、『蛇』に従って行動することが出来れば人心を操ることが出来、強大な軍事的な力(フォース)を手にすることが出来るものです。

これに「知恵の実」となる欲望に煽られた自我が暴走すると、利己的な自己肯定感が一人歩きし、「自己顕示欲」「征服欲」に染まり、抑えきれない衝動となり行動に移すように変わるのです。

アトランティスの都市が作られてから人類に攻め込まれるまで800年ほど経過していました。後にプラトンが描いた「軍事国家(アトランティス)の姿」は、ローマ帝国の軍事力を映し鏡とした自身や自国の姿だと気づかずに霊視した為です。

霊視など霊能力というものは、自分よりも大きな愛や器を持つ存在をストレートに読み解くことが出来ないのです。プラトンが、自身よりも器の大きなアトランティスの宇宙人の意識の在り方を測ることが出来なかった為です。

宇宙人の科学力は遺伝子操作で人類を創成に到るほど、大きく変革させる力を有していました。それは地球に来て初めてするようなことではなく、母星に於(お)いても人体実験を行っている星はいくつかありました。

霊的な学びから捉えると、人類の創成は「宇宙人たちが見落としてきた学びを拾う為」と読み取れ、「宇宙人のカルマ」と「人類のカルマ」が融合することでカルマを終わらして霊的な進化を遂げていく流れがあります。

宇宙人の視点でいえば、「より愛らしい存在の創成」「労働の確保」「観察」「知性体の発展の仕方」への関心でした。人類は実験体であり、研究観察対象であり、共生できる道を探すものの、自己制御が出来ないと知り方法を改めたのです。

それが霊的進化の道に委ねることでした。


つづく

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